高齢者の住宅火災予防について
高齢者を住宅火災から守ろう
近年の住宅火災による死者数は900人前後の高い数で推移しています。このうち約7割が65歳以上の高齢者であり、今後さらなる高齢化の進展に伴い、住宅火災における高齢者の死者数の増加が心配されます。
足利市では、令和5年1月11日に発生した住宅火災で、高齢者が犠牲となりました。
高齢者は火災が発生した場合、とっさに消火したり、逃げたりすることが困難です。火災は起きないに越したことはありませんが、起こさせないという意識が大切です。まずは、家族や身近な人が高齢者の方々を火災に遭遇させないようにしっかりと火災予防と対策を行い、安心して暮らせる環境を作っていきましょう。
住宅防火いのちを守る10のポイント
高齢者を住宅火災から守るため、出火防止対策の注意を促してください。
4つの習慣
寝たばこは、絶対にしない、させない。
ストーブの周りに、燃えやすいものを置かない。
こんろを使うときは、火のそばを離れない。
コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
6つの対策
火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。
火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する。
火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。
お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。