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先輩ママへOG訪問 vol.17 日東産業株式会社(40代・子ども2人・準社員)

働きたいけれど、どう動き出せばいいのかわからない…
育児と仕事が両立できるのか不安…
足利市にはどんな職場があるの?

そんな悩みを持つママがたくさんいるのではないでしょうか。
あしかがおしごと研究所では、実際に育児と仕事を両立している先輩ママにインタビューをしに行きます。そこで聞いたリアルな声をお届けすることで、悩めるママ達の背中を少しでも押すことができるといいなと思っています。
第17回目の「先輩ママへOG訪問」は、日東産業株式会社(名草下町・密封包装食品製造業)に準社員でお勤めのC.Tさんです。


【日東産業株式会社C.Tさんのプロフィール】

HP1日東産業様

  • 年齢

40代

  • 日東産業株式会社に勤めての年数

7年5ヶ月

  • 家族構成

夫、15歳、12歳の子の4人家族

  • 職種または仕事内容

ドレッシング・ソース・たれ等の試作、製品の分析

 

HP2日東産業様

Q. 日東産業にお勤めするまでの職歴を教えてください。
A. 進学のため上京し、卒業後は小児科の医療事務をしていました。結婚を機に退職し、自営業の夫の仕事であるお弁当屋さんで働いていました。お弁当屋さんは朝が早く、朝の4時には仕事だったため、上の子が生まれた時に辞めました。次は保険会社に勤めました。この仕事、自分に合っているのかな?と思いながら働いていたこともあり、下の子の出産を機に退職しました。下の子が2歳の時に保育園で調理員として働き始めたのですが、夫の故郷である足利市に引っ越しをすることになり退職。足利市に来てからは銀行で半年間働きましたが、働くなら食品関係の仕事がいいと思い退職しました。

 

HP日東産業様年表 
Q. ママになってからたくさん就活されていますね。ご経験からのアドバイスってありますか?
A. 私はハローワークのマザーズコーナーで仕事を紹介してもらいました。子育て期は急な休みに対応してくれたり、子育て期の女性が多い職場であったりと働きやすさで選んでもいいのではないかと思います。マザーズコーナーであれば、そのような条件の仕事を紹介してもらえるのでおすすめです。

 

Q. 今の職場に就職された経緯を教えてください。
A. 今度は食品関係の仕事がしたいと思っていたので、日東産業の他に学校給食の調理員の仕事も考えていました。調理員は経験がありますし、子どもが小学生だったので夏休み等の長期休みがある学校給食の調理員のほうが条件としては良いと思っていました。
でも、今の職場で面接をした時、社長がとても優しく、あたたかな人柄であったため、ピンときてこちらで就職を決めました。7年間勤め続けられていますので「働きやすそうな会社だな」という私の直感は正しかったと感じています。

 

Q. 仕事内容に「ドレッシング等の試作や分析」とありますが、具体的にはどんなお仕事なんですか?
A.ドレッシングやソースなどの商品開発をしています。開発と言っても私たちの部署で一から作るのではなくて、企画のレシピに基づいて試作をします。OKになるまで何度も試作を重ねて、商品となります。また工場で作られた商品の塩分や糖分の濃度を測るなどし、品質のチェックもしています。品質管理と言い換えてもいいですね。
同じ部署で働いている3名は、みんな女性です。年代はそれぞれ違いますが、いろいろ情報交換したり、助け合ったりしながら良い雰囲気の中で働けていると思っています。

 

Q. 準社員ということですが、なぜその雇用形態を選びましたか?また正社員との違いを教えてください。
A. 最初はパートとして働き始めました。働いて3年目くらいに正社員にならないかと声をかけていただきました。しかし正社員の定時は17時30分までで、当時は子どもの習い事の送り迎えが週4日程度あったこともあり、どうしても17時00分までしか働けなくて。社長に相談したところ、準社員という働き方を特別に作ってくださいました。準社員は今のところ私だけです。時間が短いため、給料もその分調整されています。今後はもしかしたら正社員という働き方も選ぶかもしれませんが、今はこの働き方がちょうどいいなと感じています。

 

Q. ママが再就職で悩むのは「就職と入園どっちが先?」問題ですが、C.Tさんはどうでしたか?
A. 保育園入園が先でした。下の子が年少の時に求職中で入園し、仕事を探し始めました。上の子は小学校1年生で家に祖父がいたので、学童保育には通わずに家で過ごしていましたが、2年生になってからは学童に通うようになりました。

 

Q. お子さんの園を選んだ際の決め手はありますか? 
A. 家から近い保育園がいいなと思っていたので、まず一番近くの園を見学しました。小規模であたたかい雰囲気が気に入って、直感で見学に行ったその園だけで決めました。引っ越し前の園では泣くこともあった下の子ですが、新しい保育園では楽しく通えました。

 

Q. 子育てしながら働くことは大変ではないですか?
A. 子育てをしながら仕事は大変だけど、離れている分、一緒にいる時間の喜びは倍になると感じています。最初はさみしいけど、家で子どもとずっといるより、離れていたほうが私は子どもに優しくできるなと感じています。
職場も子育てしながら働くことに理解があり、急な休みでも取らせてもらえます。夫は休みの取りづらい仕事ですし、頼れる親戚も近くにいないので、子どもの体調不良の時に迎えに行けるのは私だけということもあり、本当にありがたいです。

 

HP日東産業様スケジュール

Q. 家事と仕事の両立も大変ですよね?特に夕飯作りとか。工夫、アイディアなどあれば教えてください。
A. 夕食作りは、大変というより、好きな家事なんですよ(笑)。食べることが大好きな子どもたちのために、仕事の帰り道、自転車を30分こぎながら献立を考えています。毎日のことなので、たくさん手抜きをしていますよ。カレー、ホットプレートを使った料理、寒い時期は鍋やおでんなど、手を抜いても豪華に見えるように工夫してます。子どもと一緒に作れるので餃子も作ります。
買い物は生協や、週末のまとめ買いが主で、なにか足らないときは平日買い足します。

 

Q.  一日のうちで一番ほっとする時間と、一番大変な時間はいつですか?
A. 夕食を済ませて、娘2人とお菓子を食べながらお茶を飲む時間が一番ほっとします。一番大変なのは朝の時間です。朝は5時に起きて子どもの駅伝の練習に付き合ってジョギングをし、その後に食事を済ませ、洗い物、洗濯などの家事で時間に追われています。それを乗り切って職場に着くと、仕事は自分のペースでじっくりできるのでありがたいです。

HP3日東産業様

 

Q. 最後に、育児と仕事の両立に悩んで一歩踏み出せずにいるママへひとことお願いします。
A. 自分の働きたい気持ちを大事にして、挑戦することをおすすめします。もし失敗したら、その時に考えればいいと思います。仕事をしている分、子どもとの時間は少なくなりますが、子どもとの時間が貴重に思えて一緒の時間を楽しむことができると思います。働く母の姿を見て子どもたちも働くことっていいなと思ってくれるはずです。

HP4日東産業様


[インタビュアー感想]
ソースのいい香りがする中、社内の雰囲気もC.Tさんも終始和やかで、私自身もリラックスしてインタビューすることができました。C.Tさんが働いている研究開発室で、仕事の様子も見学させてもらいました。とても和気あいあいとした様子で、職場のみなさんの仲がとても良いのだろうという印象でした。仕事探しで「どんな仕事をしたいか」ということも大切ですが、「誰と働くか、どんな環境で働くか」もとても大切な要素であると感じました。
そして、私自身、働くか、子育てかをどちらかを選ばなければならないと思い込んでいましたが、子育てを優先しながら働くという選択もできるのだなと、話を聴いて気づきました。母親はこうあるべきという思い込みをなくし、自分らしい働き方を見つけることが大切であり、それを職場や家族、周りの人に伝えることで、サポートを得やすくなるのではないかと思います。
色々な経験を積み重ねる中で、仕事と子育てのどちらも楽しめる働き方を模索しているC.Tさん。私も、自分の理想的な働き方を大切にしながら楽しく働くことができるといいなと改めて感じました。

 

 HP5日東産業様
【企業情報】
社名日東産業株式会社
設立1946年
資本金1000万円
従業員数33人
住所栃木県足利市名草下町1-2-1(足利インター・ビジネスパーク内)
TEL0284-41-3348
ホームページ  https://nitto-chidori.co.jp/

インタビュアー:あしかがおしごと研究所協力メンバーN.Y

掲載の内容は2022年12月現在のものです


掲載日 令和5年2月10日
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お問い合わせ先:
産業観光部 商業にぎわい課
住所:
〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145番地
電話:
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FAX:
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