カミツキガメが捕獲されました!
令和2年9月13日、渡良瀬川に架かる緑橋付近(右岸の上流側)で、カミツキガメ(甲羅の長さ約30cm)が捕獲されました。周辺に他の幼体や成体がいる場合がありますので注意してください。
【川の上流側から下流側を見て、右側を右岸、左側を左岸と呼びます。】
*捕獲されたカミツキガメ
※過去の情報
令和元年7月22日、足利市大月町の田んぼで、カミツキガメの幼体(甲羅の長さ4cm)が捕獲されました。
平成26年9月2日、足利市利保町1丁目の袋川で、カミツキガメが捕獲されました。
平成26年10月6日、足利市山下町の足利清風高校北側路上で、カミツキガメが捕獲されました。
*捕獲されたカミツキガメ(栃木県提供)
※外来生物法についての詳細は、
こちらをご覧ください⇒『外来生物法』(環境省ホームページへリンク)
カミツキガメを見つけたら
カミツキガメは、外来生物法(※)により「特定外来生物」として指定され、現在、飼養・保管・運搬・譲渡・輸入などが原則的に禁止されています。
興味本位で手を出したり、触れないでください。危険な場合もあるので、自分で対応しないで早くに警察署もしくは市役所、環境森林事務所まで通報してください。
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足利警察署(電話:0284-43-0110)
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足利市役所環境政策課(電話:0284-20-2151)
- 県南環境森林事務所(電話0283-23-1441)
カミツキガメとは
北・中米原産の陸ガメで、成長すると30~50cm程度になります。きわめて長寿で(80年にも及ぶという説もある)、繁殖能力が高く、千葉県印旛沼の周辺水系では繁殖が確認され定着しています。北海道、沖縄を含む他の地域でもたびたび目撃されています。数年前まではペット用に販売されていたことがあり、飼育すると大型に成長し攻撃的になるため、飽きられたり持て余されたりしやすく、安易に捨てられることもあります。
生態系に関わる被害
大型に成長し、さまざまな生物を捕食する広食性であるため、魚類や両生類等に大きな影響を及ぼすことが考えられます。
カミツキガメは外来生物法により特定外来生物に指定されており、許可なく飼う事はできません。もし許可を受けて飼う場合があっても、事前にカミツキガメの性質を十分理解した上で、生涯責任を持って飼うようにし、生態系の保全のためにも、絶対に捨てないでください。