光化学スモッグ
1 光化学スモッグとは
私たちをとりまく自動車の排ガスや工場の煙には、炭化水素や窒素酸化物が含まれています。
これらの物質は、大気中で太陽の強い紫外線を受け、光化学反応と呼ばれる現象を起こします。その時にできた「光化学オキシダント」などが特殊な気象条件になったとき、白いモヤがかかったようになります。この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。
光化学オキシダントなどは、ある程度の濃度を超えると人の健康や植物などに悪い影響があるため問題とされています。
栃木県では、関東南部でできた光化学オキシダントなどが拡散されないまま南風によって運ばれたものと、県内でできた光化学オキシダントなどが一緒になり、昼頃から夕方にかけて光化学スモッグが発生することがあります。
【参考情報】
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2 光化学スモッグ注意報等の種類と発令基準
発令基準 | 解除基準 | |
---|---|---|
予報 | 下のいずれかの状態が発生すると予想される時 | 左の状態がなくなった時 |
注意報 | オキシダント濃度が0.120ppm以上となり、その状態が継続すると予想される時 | オキシダント濃度が0.120ppm未満となり、その状態が悪化するおそれがなくなったと予想される時 |
警報 | オキシダント濃度が0.240ppm以上となり、その状態が継続すると予想される時 | オキシダント濃度が0.240ppm未満となり、その状態が悪化するおそれがなくなったと予想される時 |
重大 緊急報 |
オキシダント濃度が0.400ppm以上となり、その状態が継続すると予想される時 | オキシダント濃度が0.400ppm未満となり、その状態が悪化するおそれがなくなったと予想される時 |
3 光化学スモッグ注意報等が発令されたら?
光化学スモッグ注意報等が発令されたら、次のことに注意しましょう。
- 屋外での激しい運動は避けましょう。
- 目がチカチカしたり、のどが痛くなったりしたときには、洗眼したり、うがいをしたりしてしばらく安静にしましょう。
- 洗眼やうがいをしても症状がよくならないときや、呼吸困難、手足のしびれなどの症状があるときは、すぐに医師の診察を受けましょう。
- 被害を受けた方は、環境政策課までご連絡ください。
4 光化学スモッグ対策期間について
4月1日から9月30日までが光化学スモッグ対策期間です。
光化学スモッグ注意報等が発令されたときは、市内の小・中学校等へ連絡し、公共施設等34ヶ所に看板を掲出して周知しております。
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5 令和4(2022)年度光化学スモッグ注意報等の発令状況について
光化学スモッグ注意報等発令状況〔単位:日数〕
県内の発令回数は、全部で1日でした。
県南西部(足利・佐野)の発令回数は1日でした。
足利市において、光化学スモッグによる健康被害の報告はありませんでした。
掲載日 令和5年2月1日
更新日 令和6年5月10日
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〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145番地
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