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vol.30 江原会計事務所(40代・子ども1人・正社員) 

vol.30江原会計事務所(40代・子ども1人・正社員) 
 
働きたいけれど、どう動き出せばいいのかわからない… 
育児と仕事が両立できるのか不安… 
足利市にはどんな職場があるの? 
 
そんな悩みを持つママがたくさんいるのではないでしょうか。 
あしかがおしごと研究所では、実際に育児と仕事を両立している先輩ママにインタビューをしに行きます。そこで聞いたリアルな声をお届けすることで、悩めるママ達の背中を少しでも押すことができるといいなと思っています。 
 
第30回目の「先輩ママへOG訪問」は、江原会計事務所(朝倉町・税理士事務所)に正社員でお勤めのMさんです。 
 
【江原会計事務所 Mさんのプロフィール】  
  

  • 年齢  

40代 

  • 江原会計事務所に勤めての年数  

10年8か月  

  • 家族構成 

義母、夫、11歳(小6)の子と4人家族  

  • 職種(仕事内容) 

 会計ソフト入力、帳簿作成、税務申告 
江原会計年表

 

Q. 仕事の内容を教えてください。 
A. 会計ソフトに金額などを入力する業務や、帳簿作成、そして税務申告です。企業だけでなく個人のお客様もいます。月々の会計の流れを集計し(売り上げ、支払い、利益の算出)最終的に1年間の決算としてまとめて申告します。
簿記などの資格は取得していたほうがより仕事がわかると思いますが、取得していなくても大丈夫です。


Q. こちらの会社に就職した経緯を教えてください。 
A. 以前会計事務所に勤めていたことがあるので、その経験を活かしたいと思ったためです。一般事務の仕事に就いていたこともありましたが、もう一度会計事務をやりたいという気持ちが強かったのでこちらに就職できてよかったです。ここに就職すると決まったときは「会計の仕事が出来る」という楽しい気持ちでいっぱいでした。いざ就職してみると「この仕事、やっぱり楽しい!」と再認識しました。以前はパソコンではなく電卓を使ったり手書きで仕事をしていたので、はじめは驚くこともありました。ブランクはありましたが、書き間違えても訂正印を押すこともなく金額集計も自動で出来るので、以前よりスピーディーに仕事が進みます。最初はパートとして就職して、2年前に正社員となりました。


Q. パートから正社員になったきっかけは?
A. 働き始めは子どもが小さかったこともありパート勤務でした。時短勤務で月、火、木、金曜日に勤務し、水曜日はお休みしていました。2年ほど前に会社からの打診もあり総合的に考えた結果、正社員になって現在にいたります。子どもが大きくなったこと、そしてパートのときに週1日お休みしていた分が仕事をする日になるというだけで、仕事の内容は変わらないということもあり正社員になろうと思いました。社会保険にも加入出来るので正社員になってよかったです。

HP1

 

Q. 働いて良かったことは?
A. お金の心配が少し減ったことですね。それと、仕事を持っているという意味での社会人に戻れたことです。出産後一年間は、赤ちゃんとずっと二人きりで一日中一緒に過ごしていました。当時はもやもやすることもあり、外でいろいろな人と話がしたいと思っていましたが今思うと、3歳くらいまでは一緒にいてあげればよかったかなぁと思うこともあります。


Q. 仕事のやりがいや楽しさを教えてください。 
A. 一年間少しずつ貯めたデータが決算書になる達成感を得られることです。お客様に喜んでいただけると頑張って良かったと思います。
段階的に出来る事が増え、任される事が多くなって責任も増え大変さもありますが、充実しています。
 HP2

 

Q. 年間で忙しい時期や残業などはありますか? 
A. 12月から5月までが忙しいです。その期間には月々の通常業務に加えて年末調整や確定申告などの仕事が増えるので、残業があります。1日につき1時間程度、残業することが多いです。期日が決まっているので、定時に帰ってしまうと間に合わないですね。その時期は肩こりがひどいです。

江原会計スケジュール
Q. ご家族と家事育児の分担はどのようにしていますか?
A. 同居している義母が家事のほとんどをしてくれています。なんでもやってもらっているので助かっています。
夫は私より先に帰宅することが多いので子どもの宿題や連絡帳の確認をします。また、子ども自身が、帰宅してすぐに宿題をすませて次の日の準備をしています。遊びにいくのはその後という習慣が身についている様子ですし、夫が確認をしてくれるので助かります。私の方が早く帰宅するときは私が見ます。小学六年生の自習学習ノートは、たまに見ると面白いです。


Q. 子どもの体調不良や学校行事の際はどのようにしていますか? 
A. 私がお休みします。幼稚園のころは、月1回くらい授業参観や行事がありました。その時は事前に伝えてお休みするか、休みの曜日をずらすなどして調整していました。
長期休みのときは基本的には義母が家にいるので安心してお願いしています。義母の都合がつかない場合は私が休みます。
 
Q. お休みする時、会社の協力体制やほかの社員さんとの連携はありますか? 
A. 特に気負わないでお互いが休めるいい環境です。職員同士で自然にカバーし合っていると思います。休んだ分の自分の仕事を他の方に頼むというわけではないので、明日出来ることは明日にしたり、自分で調整しています。どうしても今日中でないとだめということはあまりないので休みやすいです。10年勤続できたのは、休みやすいおかげもありますね。

HP3


Q. 就職と入園はどちらが先に決まりましたか ?  
A. 就職が先でした。ちょうど義母が定年退職をしたタイミングと重なり家にいてくれるようになったので、働きたいなと思い就職活動を始めました。わりとすぐに就職が決まりました。保育園には入園せず、幼稚園に入園する3歳まで義母に見てもらいました。
子どもが幼稚園に入園する前は、朝食を食べさせて、昼食は週末に準備しておいた離乳食を用意してから出社していました。思い返せば子どもが小さい頃は忙しくしていましたね。


Q. 園を選んだ際の決め手は? 
A. いくつかの幼稚園に何度か見学や体験に行きました。近いことも決め手の一つではありましたが、いつも歌声が聞こえ、元気で楽しく、雰囲気のよい園に決めました。おかげ様で幼稚園が楽しくて楽しくて、風邪でお休みする日でも行きたいと言って泣いてしまうくらいでした。体調を崩してお迎えに行くことも考慮して選びましたが、幸いなことに急な熱やけがもなく、一度もお迎えに行くことはありませんでした。


Q. 子育てとの両立で苦労していることはありますか? 
A. 繁忙期になるとどうしても家に帰るのが遅くなることが多く、一緒に夕食を食べたり、一緒に時間を過ごしたり出来ないことです。 
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Q. 忙しい毎日でそれでも頑張れる理由は何ですか? 
A. 家族との時間が充実しているからです。社会に出て仕事をする事でオン・オフがはっきりしたので、より家族との時間を大切に過ごそうと思えるようになりました。


Q. ほっとできる時間を教えてください。 
A. 夕食の後片付けをして、洗濯をすませた後の家族団らんタイムです。テレビを見たり、子どもはゲームをやっていたり。
一番ほっとするのは、布団に入ったときです。


Q. 仕事をしてみたいけれど…と悩めるママに一言お願いします。 
A. 「家事育児との両立は大変」とためらうかもしれませんが、仕事から離れている時間が長いと戻りにくくなるかもしれません。どんな形でも構わないので一度働いてみるといいかなと思います。午前中だけでも、短時間でも、週2~3日でも、勇気を出して始めて見て、大丈夫だったら時間を延ばしたり、日数を増やしたり、様子を見ながら自分のライフスタイルにあった働き方を探ってみてはいかがでしょう。実際に働いてみて、どうしても大変なようなら、そこでまた考えてみるのもいいと思います。 

HP5

 

[インタビュアー感想]
一度は会計事務のお仕事から離れ、また同じ職種で働きたいと思っていたMさん。結婚出産を経て再度就職し、「大変なことも多いけど楽しいことや嬉しいこともあるので頑張れます」と語ってくださいました。自己実現されていて素敵!と思いました。妻となり、母となり、独身のときと同じようには働けなくても、やりたい仕事が出来るのは羨ましく思いました。
また義理のお母さんとの関係性が良好なことが印象的でした。「いろいろサポートしてもらっています。ありがたい、という感謝の気持ちでいっぱいです。 うまくいく秘訣は特にありません。お互いの性格や相性もあるので誰とでもうまくいくわけではなく、恵まれてるのかな」と仰ってました。育った家が違うからやり方も違うし、やってもらう大変さというのもあるように思いますが、お互いが気づかいながら暮らし、信頼関係を築いているんだなぁと感じました。
Mさんのさっぱりとしたお人柄、懐の広さに加え、職場の休みやすさ、義理のお母さんとご主人のサポート、お子さんが元気で素直に育っていることなど、色々なことが相まって、子育てしながら働く環境が整っている印象を受けました。週末は、次の週に備えて家族でリフレッシュタイムを過ごすそうです。仲良し家族ですね。
インタビューにご協力頂きありがとうございました。


【企業情報】  
設立:1986年  
従業員数:16人  
住所:栃木県足利市朝倉町2丁目1番地7 
TEL:0284-71-8500 
ホームページ:https://eharakaikei.com

インタビュアー:あしかがおしごと研究所企画・情報発信協力メンバー鶴巻   
 
掲載の内容は2024年10月現在のものです  

 


掲載日 令和7年2月25日
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お問い合わせ先:
産業観光部 商業にぎわい課
住所:
〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145番地
電話:
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FAX:
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