vol.12 アラマークユニフォームサービスジャパン株式会社 足利工場(40代・子ども2人・パート、40代・子ども2人・パート)
働きたいけれど、どう動き出せばいいのかわからない…
育児と仕事が両立できるのか不安…
足利市にはどんな職場があるの?
そんな悩みを持つママがたくさんいるのではないでしょうか。
あしかがおしごと研究所では、実際に育児と仕事を両立している先輩ママにインタビューをしに行きます。そこで聞いたリアルな声をお届けすることで、悩めるママ達の背中を少しでも押すことができるといいなと思っています。
第12回目の「先輩ママへOG訪問」は、アラマークユニフォームサービスジャパン株式会社 足利工場(花園町・ユニフォーム、作業着等衣料製品のクリーニングサービス)にパートでお勤めのSさん(仮称)とCさん(仮称)です。
【アラマークユニフォームサービスジャパン株式会社 Sさん(仮称)のプロフィール】
- 年齢
40代 - アラマークユニフォームサービスジャパン株式会社に勤めての年数
6年9ヶ月 - 家族構成
夫、17歳(高2)、15歳(中3)の子の4人家族
【アラマークユニフォームサービスジャパン株式会社 Cさん(仮称)のプロフィール】 - 年齢
40代 - アラマークユニフォームサービスジャパン株式会社に勤めての年数
4年5ヶ月 - 家族構成
夫、14歳(中2)、12歳(小6)の子の4人家族
Q.どのように仕事を探し、なぜこの企業で働き始めたのですか?
A.
Sさん)
車の免許を持っていなかったので、求人情報誌を見て自転車で行ける範囲の仕事を探していました。家から近いというのが一番の決め手です。
Cさん)
ほかの職場で働いていたのですが場所が移転することになり、通える範囲ではなくなってしまったので退職しました。その後、下の子が小学校に入学して落ち着いてきたタイミングでインターネットの求人サイトで仕事を探し始めました。通勤時間15分以内、土日休みというのが条件で、14時00分までの勤務というところも、小学校低学年の子がいたのでありがたかったです。
Q.お仕事の内容を教えてください。
A.
Sさん)
別のフロアから仕上がってきたユニフォームを得意先ごとに仕分けて、出荷できる状態にします。得意先ごとに一つにまとめる場合もあれば、その中でさらに個人ごとに分ける場合などもあり、様々です。
Q.お子さんの急な体調不良の時や、長期休みの時はどうしていますか?
A.
Cさん)
今はもう子どもが大きいので留守番や預け先の心配はありませんが、子どもが小さいうちは自分が休むしかありませんでした。急な休みのときも、マネージャーが仕事に穴が出ないように、当日の業務の配置換えをしてくれます。私たちの職場は20代から70代と幅広い世代の方がいて、同じ子育て世代や子育てが落ち着いた世代の方が多く、子どものために休まなければいけないときの気持ちがわかってもらえるのであまり心配せずに休めます。
Sさん)
お休みをもらったあとに出勤すると「どうしたの?具合が悪かった?子ども?自分?」と気遣ってくれるくらい、理解のある方が多いので助かります。それと、私は最初9時00分から18時00分の勤務だったのですが、家庭の事情で今は15時00分までの勤務にしてもらっています。状況が変わっても対応してくれる会社なので、安心して働き続けることができています。
Q.働いて良かったこと、やりがいや楽しさは?
A.
Sさん)
休憩時間に何気ない会話をしたり、子育てのことなど悩みを聞いてもらってアドバイスをもらったり励ましてもらったりできることです。それと、仕事が残っていると手の空いた方が手伝ってくれるし、「あとちょっとで終わるよ~」など声をかけてくれる方もいて、そういう助け合える人間関係もありがたいです。
Cさん)
良かったのは、外に出て働くことで、家庭と職場で気持ちの切り替えができることです。やりがいは、出勤した時にたくさん入荷したユニフォームが目に見えて片付いていく達成感ですかね。家にいると達成感を味わう機会ってなかなかないですよね。それと、勤務年数の長い方が周りに目を配ってくれていて、仕事が終わらなそうだとアドバイスしてくれたり仕事を割り振ってくれたりするんです。私は工場勤務が初めてだったので不安もあったのですが、周りの人が助けてくれたり協力してくれたりする環境があるから続けられています。
Q.家庭での家事育児にパートナーや家族の協力はありますか?
A.
Sさん)
夫は仕事で不在のことが多いのですが、高校生の娘が家事に協力してくれます。お風呂掃除、洗い物、洗濯、ゴミ出し…いろいろやってくれるので助かっています。
Q.一日の中で大変な時間とほっとする時間を教えてください。
A.
Sさん)
仕事の後、急いで帰って上の子を送るときはバタバタしますね。その後2匹の犬と戯れたり、大好きなキャラクターのグッズを集めた部屋で過ごしたりするのが癒しの時間です。
Cさん)
家を出るまでに家事を済ませて子どもたちを送り出すのが大変です。ほっとする時間は、仕事が終わって買い物などをして家に帰り、コーヒーを飲みながら一息つく時ですね。
Q.最後に、働き始めることに悩んでいるママにアドバイスをお願いします。
A.
Cさん)
働いたらどうなるか、シミュレーションをして書き出してみるといいと思います。何時からの仕事だと自分は何時に起きて何時に家を出る、仕事が何時に終わるから子どもを預けるのは幼稚園と保育園どちらがいいのか、それとも小学校に入学してから働く方がいいのか、子どもの体調が悪いときに誰かに見てもらえるのか…一つずつ書き出して確認していくと不安は減ると思います。
Sさん)
子どもが小さいうちはいろいろと手がかかりますが、大きくなるにつれて自分のことは自分でするようになるので親が手をかける部分は減ってきます。家事など手伝ってくれることも増えるので、助けてもらえる場面が増えますよ。
[インタビュアー感想]
今回お話を伺ったお2人は、今までのOG訪問の方たちよりお子さんが大きい、小学校高学年から高校生のママでした。子どもが小さいうちは大変でも数年後にはだんだん手がかからなくなり、子どもを預ける時間や急なお休みなどの悩みも減ってくるんだなぁと、将来に希望が持てるお話を聞くことができました。
また、工場勤務というと、一日のノルマがあり、周りに迷惑がかかるので急な休みが取りづらい、ノルマが終わらないと子どものお迎えにも間に合わないというイメージがありましたが、子育て中の方も働きやすい職場環境だと分かりました。会社側も急なお休みにも対応できるだけの人員を確保しているとのことで、とても心強いと感じました。勤務時間や出勤日数なども希望に沿ってフレキシブルに対応してくださるそうで、自分の生活スタイルや子どもの成長に沿った働き方ができそうだと思いました。
【企業情報】
社名:アラマークユニフォームサービスジャパン株式会社 足利工場
設立:1992年
資本金:4億9,000万円
従業員数:146人(パート社員含む)
住所:栃木県足利市花園町55
TEL:0284-42-1911
ホームページ:https://www.aramark-uniform.co.jp
※従業員数、住所、TELは、足利工場の情報です。
インタビュアー:あしかがおしごと研究所 協力メンバー 織田紗菜絵
掲載の内容は2022年7月現在のものです