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萬霊碑

  萬霊碑

寸法:高さ133.5cm・幅55cm・奥行36.5cm
江戸時代
萬(万)霊碑とは、一般には仏教の三界万霊碑(生きとし生けるもの全ての霊を宿す碑)のこと
で、万物の供養を願って建てられる碑です。
この碑は、五十部西舟町自治会館の敷地内にあり、天保7~8(1836~37)年にかけて
低温と長雨によって凶作で飢饉に陥り、多くの村人が亡くなったため、その人たちを弔う目的で
建てられたものです。
河内国丹南藩代官で、五十部村を治めていた岡田祐吉が、儒学者で師でもある寺門静軒に撰文
(文章)を依頼し、文字は篆書(漢字の最も古い書体)に秀でた書家の溝口蘇堂が書いたものと
されています。
萬霊碑は、当時の災害の様子を伝えるばかりでなく、代官岡田家と文化人との繋がりなどを知
ることができる貴重な資料で、自治会館建てかえの際にもきちんと残され、昔から地元に大切に
されており、文化財として価値のあるものと考えられます。

 

 


掲載日 令和7年5月1日
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