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中里城跡(柳田氏居館跡)(なかざとじょうあと やなぎたしきょかんあと)
足利氏の家臣柳田伊豆守が足利義満から足利庄中里の地を与えられた折に築城したとみられる居館跡で、
南西部分が判然としないが、平面形は南北に長い台形を呈している。
現在北西から南東にかけて土塁が残り、特に北西、北東隅は隅櫓のあったことを窺わせるように高く、厚い。
近年、西側の一部の破壊にさきがけて行った調査によれば、
北西角より南へ10mの地点で、土塁の高さ約1.8m、下幅6~7m、濠の断面形は箱薬研的で、
深さは約1.8m、上幅は約5mの規模であったことが判明した。
この遺跡の北西隣接地には、柳田氏の菩提寺とされる宝福寺があり、
その墓地内には柳田伊豆守夫妻の層塔2基(市指定)が存する。
これとの関係も有する本城跡は中世土豪の居館跡として貴重である。
掲載日 令和5年2月1日
更新日 令和5年2月6日
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