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梵鐘

ぼんしょうのしゃしん

 

総高97.8cm  口径56.3cm  竜頭の高さ17.8cm    
鎌倉時代

 

竜頭という鐘の上についた部分は、鐘自身の大きさから比べるとやや小さめで、笠形は低くつくってあります。

竜頭は重々しい姿を欠き、撞座(つきざ)と言う鐘を撞くところも小さく簡素に造られています。鐘身は上帯、下帯とも素文で、乳(にゅう)は四段四列ですがすべて欠損しています。

鐘本体と竜頭との間の盛り上がりや、鐘の穏やかな張りのある曲線は鎌倉時代の特徴を示しています。

作者は友長で、刻まれた文字によれば、天慶(てんぎょう)年間(938~946)に造られたものが壊れたので、建保(けんぽう)3年(1215)に改修したとし、さらに弘長(こうちょう)3年(1263)に造り直したとなっています。

乳の欠損は、天文(てんぶん)22年(1553)に上杉謙信の軍勢に攻められたときに落下したためと言われています。

 

※通常非公開となっております

 


掲載日 令和5年2月1日
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