トップ
> 鑁阿寺経堂(ばんなじきょうどう)
鑁阿寺経堂(ばんなじきょうどう)
桁行5間、梁間5間、二重宝形造(ほうぎょうづくり)、本瓦葺、内部経棚(きょうだな)、八角形(はっかけい)廻転式
室町時代
寺の言い伝えによれば、建久(けんきゅう)7年(1196)に建てられたとされています。
その後、応永(おうえい)14年(1407)に関東管領(かんれい) 足利満兼により再建、宝永(ほうえい)5年(1708)に屋根の修理がされています。
斗栱(ときょう)は鎌倉・室町期の様式を取り入れていますが、江戸期の気風を含んだ混合した建物です。
これは最初に建てられた時の平面をそのまま生かし、応永や宝永の改修が加えられたため、江戸風となったものと思われます。
お堂の中には八角形で回転式の経棚があり、一切経二千余巻を納めています。
また足利歴代の将軍坐像が祀られています。
これだけ大きな経堂は珍しく貴重です。
掲載日 令和5年2月1日
このページについてのお問い合わせ先