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絹本墨画 冨嶽図(田崎草雲筆)(けんぽんぼくが ふがくず たざきぞううんひつ)
寸法 円形 154.0cm
明治時代
明治時代
墨の濃淡だけで的確に富士とそれにかかる雲が描かれています。
直径154cmの円形絹本に水墨をもって描かれた冨嶽(ふがく)図ですが、仰ぎ見るものはその構図の雄大さと、描く力の強さに圧倒されます。
一気に引かれた稜線の力強さ、そして流れ行く雲によって冨嶽の静寂さはひとしおに感じられます。
草雲(そううん)が80歳の時の作品である本作は、明治26年(1893)にアメリカ・シカゴ市にて開催された万国博覧会に出品され名誉碑を受けた作品と同じ構図であり、ほぼ同じ時期に描かれた草雲の傑作の一つです。
※通常非公開となっております
掲載日 令和5年2月1日
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