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太刀銘 家俊
寸法 長さ 73.5cm、反り 2.0cm
鎌倉時代
鎬造り(しのぎづくり)という平安時代以降にできた、刀に反りがついた日本刀の基本の型です。
鍛えと言う刀を研ぐと見えてくる地肌の模様は、板目肌と杢目肌(もくめはだ)といわれるものが交っています。
刃文(はもん)は互(ぐ)の目というもので、波を打っているような模様です。
切先と言う刀の先の部分にも刃文が見えますが、この部分を帽子といい、小丸という種類のものです。
刀には「家俊」と言う銘が刻まれています。江戸時代中期に鑁阿寺(ばんなじ)に寄進されたもので、「落葉の陣太刀」として寺宝となっています。
形や鍛え方の特徴から鎌倉時代末期の作で、備前の国の刀工 家俊の作であると推定されます。
※通常非公開となっております。
掲載日 令和5年2月1日
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