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旧木村輸出織物工場
明治時代
木村織物工場は、初代木村浅七(きむらあさしち:1848~1916)が建設したもので、足利で最も古い近代工場のひとつとして知られています。
旧工場棟は明治25年(1892)、木造平屋建寄棟(よせむね)桟瓦葺き建築で、外観は伝統的な土蔵造りをしていますが、小屋組に純洋式の洗練された骨組みを用いているところに大きな特徴があります。
また旧事務所棟は明治44年(1911)建築と伝えられる木骨石造2階建・寄棟越屋根石綿スレート葺きの洋風建築で、当時としては本格的なルネサンス風の外観を備えています。
これらの2棟は県内でも有数の特徴ある工場建築、本格的な洋風建築で、「織物のまち足利」の歴史を語る上で欠かせない貴重な明治の産業遺産です。
掲載日 令和5年2月1日
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