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聖画像


11枚
明治時代
明治時代
イコン(聖画像)とは、ギリシア正教の教会堂にあるハリストス(キリスト)・生神女(しょうしんじょ)マリヤ・聖人・殉教者などの画像を指します。
足利ハリストス正教会のイコノスタシス(聖障)には、10点のイコンが型どおりに嵌め込まれています。
いずれもイコン画家・山下(やました)りんの作で「ハリストス(キリスト)」「天使長ガウリィル」「キリストを抱くマリア」などが画題となっています。
また、奥の「至聖所(しせいじょ)」中央には「三位一体図」と呼ばれる大型のイコンが掲げられています。
画家の山下りんは、安政4年茨城県笠間市に生まれ、明治10年日本で最初の国立美術学校である工部美術学校に入り、イタリアの画家・フォンタネージに教えをうけました。
今日では伝統的スタイルのイコンが見直され、りんの作品のような洋風スタイルのイコンは世界的に殆ど見られなくなっています。
足利ハリストス正教会のものは山下りん作品としては保存もよく、優品も多いため特に注目されています。
※聖障壁の10枚はミサの時に見られます
掲載日 令和5年2月1日
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