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銅造 地蔵菩薩立像(どうぞう じぞうぼさつりゅうぞう)
像高 95.0cm
江戸時代
観音堂内に安置されている銅製の地蔵菩薩像です。
左手に宝珠(ほうじゅ)、右手に錫杖をとり、大日輪光背を背負い、蓮華座の上に立つ姿をしています。
伏目がちな眼差しは、地獄に落ちた者を救って極楽に導くという、地蔵菩薩の慈悲の心を表しているように見えます。
像の正面下方、左足の辺りには地蔵菩薩をつくらせた人・右足の辺りには地蔵菩薩がつくられた日、背面にはこの像をつくった人が刻まれています。
このことから、本像は享保4年(1719)2月15日に当時の住職であった宥乗和尚の依頼を受けて、天明(てんみょう:現在の佐野市天明町)の丸山平右衛門尉藤原政重という人物が造ったことがわかります。
地蔵菩薩は、品位をただよわせた優れた作品であり、作者、製作年月日も明らかで、貴重なものです。
※通常非公開となっております
掲載日 令和5年2月1日
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