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木造  聖観世音菩薩坐像

しょうかんぜおんぼさつざぞうのしゃしん

 

像高  57.0cm
室町時代

 

吉祥寺の観音堂に安置されている聖観音菩薩坐像です。この像は立派な厨子に納められ、須弥壇(しゅみだん)の上に置かれています。

この観音さまは蓮の花の上に座り、光背は舟形と思われます。

頭の上がこぶのように膨らんでいる肉髻(にくけい)は高く、ひたいに白毫をつけ、目には水晶の玉が入っています。

また、頭には宝冠を、そして胸飾りをつけています。

流れるように連なる雲形文様は美しく、蓮華座は円形の周囲すべてに蓮弁をつけ、敷茄子は透彫り(すかしぼり)になっています。

頭部の黒色以外はすべて金色で、それは鈍い光沢をおびています。

銘は不明で、部分的に欠けている部分もありますが、中世の作風が見られ、全体的に優美で荘厳な雰囲気が感じられる優品です。

 

※通常非公開となっております

 


掲載日 令和5年2月1日
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