【新しく市文化財に附指定しました】徳蔵寺の愛染明王像附厨子及び愛染堂(とくぞうじのあいぜんみょうおうぞうつけたりずしおよびあいぜんどう)

像高 40.0cm
江戸時代
厨子に納まり、愛染堂(あいぜんどう)内に安置されています。
三眼六臂(さんげんろっぴ:3つの目と6本の腕をもつ姿)の忿怒形で、頭には獅子の冠を戴き、全身は赤く彩られ、それぞれの手には鈴、金剛杵(しょ)、弓矢、蓮珠を持っています。
光背には左右から噴きあがる迦楼羅焔光(かるらえんこう)を描いており、台座には、両手を挙げた天部4体を配します。
厨子には墨書銘を記した板がつけられており、これによれば愛染明王像が寛政(かんせい)9年(1797)に奉納されたことがわかります。
足利地方のみならず近郷からも広く信仰を集め、厨子にはその奉納された経緯や年号等も示してあることから貴重です。
※通常非公開となっております

愛染堂(あいぜんどう)【令和8年5月1日附(つけたり)指定※】
愛染堂内部には、中央に護摩壇、その奥に須弥壇があり、須弥壇上に愛染明王像(附厨子)が安置されています。
愛染堂は、建築年代が不明なものの、軒裏の棟札の年代「寛政9(1797)年」は、足利市指定文化財「愛染明王像附厨子」の奥板に打ち付けられた墨書の年代と一致しており、少なくとも厨子と同時期かそれ以前の建立と考えらます。また、外部の柱など軸組の主要部分と内壁の彩色は建築当初のものが残っており、柱の彫刻からは足利市内外の寄進者によって建造されたことがわかります。
以上のことから、愛染堂は、郷土史及び地域性を示す重要な建造物であり、すでに指定となっている愛染明王像と関連していることから、一体で保存されるべきものと考えます。
※附指定とは、既に指定となっている文化財に関連し、一体的に保存・管理される必要がある文化財を新たに追加して指定することです。







