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木造 足利義兼坐像
寄木造り(よせぎづくり)
江戸時代
この像は鑁阿上人(ばんなしょうにん)の木像であると伝えられています。鑁阿上人は源姓足利氏の二代目棟梁、足利義兼のことで、鑁阿寺を開いた人物です。
この像は表現がやや堅く、平面的な風貌であることから江戸時代の作と思われます。
目には水晶の玉が入れられ、僧の姿をし、右手に団扇、左手に数珠をもって、上畳座(あげたたみざ)に座っています。
同じく鑁阿上人を描いた鑁阿上人自画像(鎌倉時代、市重要文化財)も全く同じ姿をしていることから、この像は自画像をモデルにしてつくられた可能性があります。
※通常非公開となっております
掲載日 令和5年2月1日
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