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木造 薬師如来坐像(鶏足寺)(もくぞう やくしにょらいざぞう けいそくじ)
像高 52.0cm
寄木造り(よせぎづくり)
平安時代末期~鎌倉時代初頭
もとは薬師堂の北側に鶏足寺(けいそくじ)の塔頭である医王堂本堂があり、その本尊であったと伝えられています。
寄木造で目には水晶の玉が入っています。右腕を曲げて手のひらを正面に向けています。
左腕はひざの上において手のひらを上に向けています。この左手には物がのっていたと推定されますが、現在はなくなっています。
左肩から衣を着け、右肩に少しかけています。
本像の体部にみる滑らかな衣文(えもん)の彫り方や、頭の部分の盛り上がっている形や直線的な髪際の表現が、定朝様(じょうちょうよう:平安時代の仏師 定朝にはじまる和様の仏像彫刻様式)完成以後の12世紀頃の特色を示しています。
全体的に保存状態もよく、平安時代末期から鎌倉時代初頭の典型的な薬師如来像として貴重です。
※通常非公開となっております
掲載日 令和5年2月1日
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