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葉鹿仲町の屋台

はじかなかちょうのやたいのしゃしん

寸法    高さ320cm、舞台間口346cm、奥行280cm
江戸時代

 

葉鹿町に伝わる3台の屋台の一つで、葉鹿仲町のものです。

 

張出舞台付(はりだしぶたいつき)・彫刻屋台型(ちょうこくやたいがた)の屋台で、棟端、妻木、欄間に竜、正面に鳳凰を配した緻密な江戸末期の彫刻です。文政年間に起工し、天保6年(1835)に完成しました。

 

建て方は上州山田郡新宿村の大工棟梁の弥七、和助、弥八の3名、彫刻を手掛けた人は野州富田宿の磯辺儀左衛門ほか2名、細工職人は武州埼玉郡羽生領串作村の江原伝蔵ほか5名が製作に携わっています。

 

彫刻は葉鹿町の社寺に見られる浮き彫りと同一系統の作と観られます。

 

葉鹿町千蔵院の門の彫刻も富田宿磯辺某の作で、おそらく例幣使街道筋に当たり日光東照宮の修理におもむいた江戸彫刻師の流れを汲むものと思われます。

 

造りが丈夫で保存状態も良いことから江戸時代後期の屋台として貴重なものです。

 

現在は葉鹿仲町自治会館の屋台小屋に収蔵されています。

 

※葉鹿の祇園祭で3年に1度公開されます。

 


掲載日 令和5年2月1日
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