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八雲神社の獅子頭(附木箱)

ししがしらのしゃしん

雌雄とも  総高  133.0cm、最大幅(両耳幅)96.0cm、最大厚54.0cm    
                  顔面:高さ38.0cm、幅40.0cm
                  頭高:雌46.0cm、    雄68.0cm

 

雌雄2頭そろった獅子頭です。木製で、表面は金色、内面は朱色に塗られています。

 

雌は頭に宝珠を、雄は頭に鉾形(ほこがた)をそれぞれのせ、頭の後ろには長いたてがみを立てています。

 

耳はともに左右に大きく湾曲状に突出し、顔面中央に双孔を穿った大きな獅子鼻、その左右には黒い瞳孔を強くひらいた眼、頬と顎は張出し、口は耳元まで大きく裂け上下の歯牙をむき出しています。

 

また頭には白毛をつけ、頭の裏にはたてがみを立てています。

 

獅子頭を納めた木箱には安政4年(1857)当地の川島家十一代 相重郎(そうじゅうろう)の依頼で江戸工師が製作したものであることが書かれています。

 

獅子頭は当時悪霊を払うものとして神社に祀られたもので、造形が優美で、雌雄2頭とも保存状態が良好で貴重な資料です。

 

※通常非公開となっております。

 


掲載日 令和5年2月1日
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