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浄林寺離れ
木造2階建、寄棟(よせむね)造り、茅葺屋根(2楷)、瓦葺屋根(1楷)
江戸時代
建物内は3畳、4畳半、6畳の和室で構成されています。
2階4畳半の押し入れの襖を開けると中段で廊下になっており、つきあたりの右手が板敷の部屋になっています。
そこからは階下へ通じる連絡口があり、同じ2階の和室から1階へ降りる階段の下には、収納用の引き出しがあります。
2階南の小屋裏は周囲を壁面で囲まれて簡単に覗くことすら出来ないようになっています。
この建物は寺の言い伝えによると、天保3年(1832)頃、当時の住職の隠居所として建てられたものですが、実は幕末の文人画家 渡辺崋山の隠れ家として建てられたといわれています。
明治から昭和にかけて三重村役場の施設として使用され、その後民家に貸与されていました。
変わった造りとともに、江戸時代の建造物として貴重な存在です。
掲載日 令和5年2月1日
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