トップ
> 長林寺本堂・開山堂(ちょうりんじほんどう、かいざんどう)
長林寺本堂・開山堂(ちょうりんじほんどう、かいざんどう)
長林寺(ちょうりんじ)本堂は、開山堂とともに昭和4年(1929)に竣工したもので、様式的には鉄筋コンクリート造平屋建の中国禅宗様(ぜんしゅうよう)建築です。
外観は奈良の寺院を思わせるところがありますが、磚(せん:レンガ)を敷きつめた床や黄色の壁、花頭窓、折れ戸の正面扉などから中国禅宗寺院の様式が見られます。
社寺建築の専門家である小林福太郎が設計を担当した本堂は、当時の寺院建築としては例の少ない鉄筋コンクリート造で、小林の優れた造形感覚と、携わった職人の高度な技術が融合した建築は、わが国の近代化遺産の優品といえます。
掲載日 令和5年2月1日
このページについてのお問い合わせ先