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物外軒庭園(ぶつがいけんていえん)

ぶつがいけんていえんのしゃしん

この庭園は、南側の茶室に付随する二重露地と北側の小高い築山と池部分の二構成からなっています。

作庭時期は不明ですが、柳田家がこの地に屋敷を構えた当時に作庭されたと思われ、明治34年(1901)に茶室を移築した際に庭園も整備されたと考えられます。

庭園には多くの灯籠が配されていますが、これらも茶室とともにこの地に移されたものと言われています。

築山から流れる渓流石組や池護岸の石組は地元足利の山石が組まれ、江戸末期から明治期に作庭された足利市内の古庭園の特徴が見受けられます。

また、池には江戸中期に流行した鶴島と亀島が造られているほか、護岸を松丸太杭に景石を乗せて造る工法が当時のまま今も残されており、貴重なものとなっています。

茶室に伴う路地は、外露地と内露地の二重露地で構成されています。

茶室の躙り口(にじりぐち)の蹲踞(つくばい)の水鉢は、江戸城富士見亭の礎石を譲り受けたと伝えられるもので、京都の名石鞍馬石です。

また、蹲踞の海(水門)は水琴窟(すいきんくつ)が作られ、今でもわずかな音色を聴くことができます。

 

※公開    4・5・10・11月の土曜日・日曜日・祝日、6月第2日曜日  午前9時~午後4時

 


掲載日 令和5年2月1日
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