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打掛 (うちかけ)
(写真左) 縮緬 納戸色地、 身丈180.0 江戸時代
左袖-白牡丹を染抜き、紅紫の牡丹を刺しゅう。右袖-白牡丹、若松、梅花を染抜き、紅紫の牡丹と紅梅を刺しゅうであらわす。後身ごろ中央には松林中に隠見しつつ落下する滝を描き紅牡丹紅梅を刺しゅうで表わす。
(写真右) 縮緬 鴇色地 身丈180.0 江戸時代
背部、松竹梅に鶴亀を刺しゅう。それは金糸、緑、白糸をつかい目さむるばさりに見事である。
これらは徳川幕府水野大老の奥方の着用していたものを、大川家先代が拝領したものという。
江戸時代中期の染織技術の一端を知ることのできる好資料である。
掲載日 令和5年2月1日
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