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大岩山多門道のナツフジ (おおいわさんたもんどうのなつふじ)
最勝寺西側道路脇に、分布の北限と思われるナツフジが生育している。
大きい2本は何れも根元の直径が12cm、そこから立ちあがっている幹の直径は6cmである。
高さ2.5mほどの部分切られた痕があり、新しく直径3cmくらいの蔓が伸びている。
平成18年指定当時の樹齢は80年程度と推定され、周辺には多数の孫生えや実生の若木もみられる。
現地の状況から、道路を拡張するときに、巻き着いていたシラカシと一緒に切り倒されたものと思われる。
その後、新しく延びた蔓が近くのシラカシに巻き着いて生長したものであろう。
育成地は山の斜面に設けられた道路の山側法面で、大きい2本は何れも根茎部が露出している。
現状が維持されれば生育に問題はないが、道路の補修や拡張が行われた場合は消失する危険性がある。
掲載日 令和5年2月1日
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