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御神楽(大山衹神社太々神楽)(おかぐら おおやまづみじんじゃだいだいかぐら)
この御神楽(おかぐら)の起源は詳しくわかっていませんが、別当の飯塚家に現存する天保年間の文書や不動堂の絵馬に「神楽」の字が見つけられるので、江戸時代後期にはすでに行われていたと考えられます。
神社拝殿にかかる赤青2面の大天狗面の裏には現在の佐野市赤見町出身の渋井新太郎の名が記されており、大前町大原神社をはじめ、大和流渋井派と称し各地の神社の氏子を指導していたことがうかがわれます。
渋井没後は24代別当飯塚播種の弟、飯塚嘉平が各神社の氏子を指導して歩き、その没後大正11年に「神楽師飯塚嘉平君の碑」が建立されるなど、当地方の神楽が大山衹神社を中心として盛んであったことがうかがわれます。
日付 | 奉納される場所 |
---|---|
4月 第4日曜日 ※令和4年は4月24日(日曜日)午前10時~12時に奉納されます。 | 大山衹神社(春のお祭り) |
5月 5日 | 足利織姫神社(春の例大祭) |
10月 第4日曜日 | 大山衹神社(秋のお祭り) |
2月 第4日曜日(不定期参加) | 栃木県の民俗芸能大会 |
(3年に一度)足利市民俗芸能大会 | 市民プラザ文化ホール |
文化課職員の取材ノート
広報あしかがみ(2020年8月号)の紹介記事に書ききれなかったことを箇条書きで掲載します。
- 大山衹神社太々神楽保存会の活動
- 会員15人 … 顧問(70代)、ベテラン(60代)から若手(40代)まで、50代のメンバーが中心
- 祖父や父が神楽をやっていた人が多い。子どもの頃からお祭りや神楽に親しみがある。
- 大沼田町の西根地区が神楽の発祥地なので、かつては西根地区の限られた相続人に伝承されていた。
現在は西根地区以外の住民でもメンバーになることができる。 - 70歳になると現役を退き、後進の指導にあたることになっている。
- 新人は引退する人の得意だった演目を引き継ぎ、途絶えることがないよう工夫して継承している。
- 平均年齢が若く、同じ年代のメンバーが多いため、コミュニケーションが取りやすい。
年代に開きがあると、参加しにくくなってしまうので、そこは気を付けている。
- 神楽の練習
- 練習期間 … 4月の毎週日曜日、9月・10月の毎週日曜日
- 練習時間 … 午後7時から9時頃まで
- 練習場所 … 大沼田町西根集会所(西根地区が神楽の発祥地)
- 仕事の都合にもよるが、ほぼ全員が集まって練習する。
(ベテランから指導を受けたり、過去の映像を見たりする) - お囃子、舞の両方ができるように練習する。
- 演目
- 「鹿島香取の舞」「水神の舞」「稲荷大明神の舞」など14座
- 大山衹神社太々神楽は、笛のメロディが独特と言われている。
(上)大山衹神社太々神楽「天の岩戸開きの舞」で使用する衣装
(下)大山衹神社太々神楽で使用する太鼓
大山衹神社太々神楽の動画
大山衹神社への案内地図
掲載日 令和5年2月1日
更新日 令和5年7月19日
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