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南大町宮比講神楽(みなみおおまちみやびこうかぐら)
宮比講神楽(みやびこうかぐら)とは江戸の神田にあった宮比神社の講(信者の集まり)で上映されていた神楽で、文政年間に栃木南部に伝えられました。
本神楽は佐野の宮比講神楽師の指導を受け発足し、太田市高山神社に所属して各地の祭礼に奉納しています。
南大町神明宮のほか、下野國一社八幡宮や八坂神社(島田町)、太田市の賀茂神社などでも舞われています。
日付 | 奉納場所 |
---|---|
4月(南大町花見会) | 神明宮(南大町) |
4月(春季例大祭) | 八幡宮(八幡町) |
4月第2日曜日(まんどう祭り) | 賀茂神社(太田市竜舞) |
5月10日 | 雷電神社(下渋垂町) |
7月(南大町夏祭) | 神明宮(南大町) |
10月(秋季例大祭) | 八幡宮(八幡町) |
11月19・20日(恵比寿講) | 西宮神社(西宮町) |
11月(秋季例大祭) | 織姫神社(西宮町) |
11月第4土曜日・日曜日(恵比寿講) | 二柱神社(福居町) |
12月31日(神明宮(越年)初詣) | 神明宮(南大町) |
2月3日(節分祭) | 八坂神社(島田町) |
※奉納予定は変更になる可能性があります。
文化課職員の取材ノート
広報あしかがみ(2021年6月号)の紹介記事に書ききれなかったことを箇条書きで掲載します。
- 南大町宮比講神楽保存会の活動
- 会員16人 … 経験年数3年から45年の大ベテランまで(市町内外問わず男性のみ)
- 八木節もやっている人がほとんど。子どもの八木節団体「やばっこ八木節さくら会」や、矢場川小学校で神楽や八木節の指導を行うことも。
- 町内だけでなく、様々な場所で神楽を奉納している。
- 南大町の夏祭り(2日間にわたって開催)では、屋台を2台つくって「屋台はやし」を演奏しながら町内を練り歩く。そのため、その頃になると子どもたちがお囃子を練習する音が町内に響き渡り、風物詩となっている。
- 神楽の練習
- 練習期間 … 4月から11月は第2・第4金曜日
12月から3月は毎週金曜日(寒稽古) - 練習時間 … 19時から21時
- 練習場所 … 南大町自治会館
(寒稽古の様子)
- 演目
- 「大掃除」という鍬を掃除道具に見立てて最初に行う舞がある
- 舞の種類は「天の岩戸開き」をはじめとして、現在は全部で10座ある
- 「大蛇退治」は蛇を祀っている神社では奉納せず、「恵比寿」は恵比寿講でのみ奉納している
- お囃子は、「にんばん」「三つ拍子」「屋台はやし」など9種類。(笛、大太鼓、鉦などで演奏する)
中でも「にんばん」は、八木節の源流のひとつと考えられ、南大町では八木節も盛んに行われています。 - 舞手によって舞と拍子の組み合わせが変わる
「大蛇退治」の舞(民俗芸能大会にて)
「恵比寿」の舞(西宮神社恵比寿講にて)
南大町宮比講神楽の動画
南大町神明宮の案内地図
掲載日 令和5年2月1日
更新日 令和5年7月19日
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