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絹本着色 二十四孝図六曲屏風(高隆古筆)(けんぽんちゃくしょく にじゅうしこうずろっきょくびょうぶ こうりゅうこひつ)
縦 143.0 / 横 52.0 江戸時代
本図は中国古来の教訓書にある二十四孝図を題材とし、内十二図を絹本に描き六曲一双の屏風に張りこんで仕立てたものである。
嘉永壬子菊月絵亦迂生と隆古52才の作品である。
図中母に筍を望まれ雪中の竹林に入って折ったところたちまち筍が生え、掘って母に与えたという清の孟宗のことや、寒中池の氷を体で温めて、割って継母の欲する鯉を得たという王祥の図などがみられる。
南画の手法による山水人物は入念に描かれ、保存もよく、幽雅な作品である。
掲載日 令和5年2月1日
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