このページの本文へ移動
色合い 標準 青 黄 黒
文字サイズ 標準 拡大 縮小
RSS
トップ > 絹本着色  鍾馗図(中山嵩岳描表装)(けんぽんちゃくしょく  しょうきず  なかやますうがくびょうひょうそう)

絹本着色  鍾馗図(中山嵩岳描表装)(けんぽんちゃくしょく  しょうきず  なかやますうがくびょうひょうそう)

鍾馗は中国で広く厄除けの神として信仰されている。

それは、唐の玄宗皇帝が病床にある時、夢に大鬼が現れ、宮廷内で悪さをする小鬼を退治した。

皇帝が大鬼の正体を尋ねると、

「自分は鍾馗という者で、かつて武徳年間(618-626)科挙試験を受験したが落ち、

それを苦に自殺したが、高祖皇帝(初代李淵皇帝)が手厚く葬ってくれたので、

その恩に報いるためにやって来た」と告げた。

夢から覚めた玄宗は病気が治っていることに気づき、爾来、鍾馗の絵姿には邪気を祓う効力があるとし、広めさせたという故事に基づいている。

この鍾馗信仰は、日本にも伝わり疱瘡除けや学業成就に効果があるとされ、室町時代以降、端午の節句に合わせ絵や人形を奉納するなどとして、広まったとされる。


掲載日 令和5年2月1日
このページについてのお問い合わせ先
お問い合わせ先:
教育委員会事務局 文化課
住所:
〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145番地
FAX:
0284-20-2207
(メールフォームが開きます)

最近チェックしたページ

このページを見た人はこんなページも見ています