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須藤家文書付種痘免許看板(すとうけもんじょつけたりしゅとうめんきょかんばん)

須藤家文書付種痘免許看板の写真

須藤家文書は概ね以下のように大別できる

 

1、医術・医薬関係(種痘・売約)      46点

2、水車営業関係                                      85点

3、村政関係ほか                                    806点

 

  本文書で注目すべきことは、1、では『牛痘発蒙』(嘉永ニ刊壬生斎藤文庫の朱印)・『引痘略』・『引痘新法』・『露西亜牛痘全書』(嘉永三刊、安政ニ刊、各々乾坤2冊)など種痘法に関する医書、玄佐が牛痘法を本格的に実施していたことを示す、壬生藩医の斎藤玄正氏からの書簡(5通)、種痘人員取調帳(明治7年で延20村254名実施)、売薬秘伝、売薬請売許可証など。2、では水車の設立・鑑札願など設立の手順や設立・使用をめぐっての様々な統制(分水・障り金・野廻り役の支配等)を知ることができること。3、では佐十郎の村役就任の辞令、年貢分納、皆済、人別改等、村政の実態が把握できるものが少なくない。

 

  なお、他の文書類についても有機的なつながりがあって地域史を検討する上で重要である。

 

  保存状態は概ね良好であり、幕末・維新期の種痘普及、水車営業、村政等の実相を知る上で極めて貴重である。  


掲載日 令和5年2月1日
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