トップ
> 足利萬古窯跡(あしかがばんこようあと)
足利萬古窯跡(あしかがばんこようあと)
萬古焼は、江戸時代後期に伊勢国において創業され、その後江戸時代末期から明治時代には全国に広まった。
足利萬古は、その中の1つであり、樺崎町字宮内のこの土地に長く窯跡があると伝えられてきたが、発掘調査により伝承どおりに窯跡が確認された。
窯跡は1基で、その構造は平面方形、単房式の平窯で、1辺も約2.5mと小さいが、内部より製品の破片やサヤ等の窯道具が出土している。
足利萬古焼の窯跡の構造が明らかになり、さらに窯道具などの遺物が確認されたことは重要である。
江戸時代末期から明治時代初期の窯業遺跡として萬古焼の歴史に貢献する貴重な史跡である。
掲載日 令和5年2月1日
このページについてのお問い合わせ先