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小曽根浅間山古墳(おぞねせんげんやまこふん)
小曽根浅間山古墳は、全長約58mの前方後円墳で、内部主体は不明であるが、墳丘の形状や出土した埴輪の様相から古墳時代前期・4世紀代に築造されたもので、足利市南東部の矢場川付近を支配していた首長の墳墓と推定される。
矢場川沿岸の前期古墳としても、藤本観音山古墳(市指定史跡)がよく知られているが、本古墳も市内における希少な前期古墳の1つである。
特に出土している埴輪は、弥生時代に盛行する特殊器台の系譜をひく初期埴輪であり、栃木県内でも最古の様相を示すものとして重要である。
本古墳は、本市のみならず栃木県における古墳文化導入期の様相を解明していく上でも重要な古墳であり、市指定文化財として末永く保護されることが望まれる。
掲載日 令和5年2月1日
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