特別展示「七夕~織姫、彦星が記述されたもっとも古い本『文選』~」を実施します
展示概要
七夕を迎えるにあたり、史跡足利学校が所蔵する七夕に関する資料を期間限定で展示します。
1 展示期間
令和7(2025)年6月19日(木曜日)~7月15日(火曜日)*状況により、展示期間は変更となる場合があります。
2 展示場所
史跡足利学校 復元建物庫裡 展示室(史跡足利学校内)
3 展示のようす
【解説】
6世紀に中国梁の武帝の長子・簫統(昭明太子)(501~531)が編さんした詩文集で、春秋時代から梁までの約千年間の代表的文人の作品が八百篇ほど収められています。唐時代には文人や学士の必読書とされていました。
日本には推古天皇のときに伝来し、聖徳太子の「十七条憲法」(604)に引用され、『万葉集』にも影響を与えました。奈良、平安時代以降、文学を志す者の必読書として尊重されました。
織姫(織女)と彦星(牽牛)の話は、第二十九巻、雑詩の古詩十九首の第十首にあります。天の河(河漢)を隔てた織姫、彦星二つの星の会合説話として、最も古いものです。
4 七夕記念特別講演会『足利学校所蔵天文図に見る夏の大三角形を構成する星座について』
- 日時:令和7(2025)年7月6日(日曜日)午前11時~正午
- 会場:管理事務所棟 講所(史跡足利学校内)
- 定員:40名(先着順)
- 参加費:無料
- 講師:大澤 伸啓(史跡足利学校研究員・学芸員)
- 内容:史跡足利学校に展示されている「天文図」((公財)アンタレス山浦財団からの寄付)に記された夏の大三角形を構成する星座を紹介し、表現が飛鳥時代のキトラ古墳も同じであることをお話しします。そして、近年、天井石上面に星空が描かれていたとの説が出された佐賀県吉野ヶ里遺跡の弥生時代末期の石棺墓について、星空説に疑念を提示します。
- 申込み:史跡足利学校へ電話(0284-41-2661)でお申込みください。
5 その他
- ご参観には、入場券が必要となります。参観券売場でお求めください。
掲載日 令和7年6月27日
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