このページの本文へ移動
色合い 標準 青 黄 黒
文字サイズ 標準 拡大 縮小
RSS
トップ > 絹本著色  高砂図(小堀鞆音筆)  (けんぽんちゃくしょく  たかさごず  こぼりともとひつ)

絹本著色  高砂図(小堀鞆音筆)  (けんぽんちゃくしょく  たかさごず  こぼりともとひつ)

高砂図(小堀鞆音筆)の写真

縦114.0センチメートル  横41.8センチメートル  明治時代

 

  小堀鞆音(こぼり  ともと)は、安蘇郡旗川(現佐野市旗川町)の生まれ。長じて東京美術学校教授となり、日本画の名手となった。

 

  本作は、竹把を肩にした翁と、杉箒を持った姥とが向いあっている「高砂図」(たかさごず)である。

 

  単純な能舞台の一瞬であるが、鞆音は渾身の力を注いで描いている。翁の面の生気ある精密描写はさることながら、指先などの描写も確実であり、足元には大地を踏む力と共に安定感がある。衣の描線も必要最小限にとどめている。


掲載日 令和5年2月1日
このページについてのお問い合わせ先
お問い合わせ先:
教育委員会事務局 文化課
住所:
〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145番地
FAX:
0284-20-2207
(メールフォームが開きます)

最近チェックしたページ

このページを見た人はこんなページも見ています