妊婦に対するRSウイルス感染症任意予防接種の助成について
妊婦に対するRSウイルス感染症任意予防接種費用助成について
乳児のRSウイルス感染症の発症及び重症化を防ぐため、令和7年度から医師会と協力して、妊婦に対して実施されるRSウイルス感染症任意予防接種の費用を一部助成します。
実施期間
令和7年4月1日(火曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで
助成対象者
次のいずれも満たす方
- 足利市に住所を有する方
- 妊娠24週から36週の方で接種を希望する方
助成金額
【市の補助】接種1回あたり16,500円
【医療機関の補助】接種1回あたり1,000円
助成対象医療機関
浅岡医院、足利赤十字病院、栃木産科婦人科医院
助成方法
各医療機関の設定金額から、上記助成金額を差し引きます。
(医療機関の窓口で差額をご負担いただきます。)
接種を希望される場合は、医療機関へご相談ください。
副反応、健康被害救済制度
重大な副反応:ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
その他の副反応
局所症状(注射部位):疼痛(40.6%)、紅斑、腫脹(10%未満)
精神神経系:頭痛(31.0%)。
筋・骨格系:筋肉痛(26.5%)。
臨床試験において、電子日誌及び症例報告書により母親参加者から収集した副反応の発現割合。
組み換えRSウイルスワクチン添付文書より
健康被害が発生した場合は、任意接種(予防接種法に規定のない予防接種)のため、「医薬品副作用被害救済制度」の対象となります。
詳しくは医薬品副作用被害救済制度に関する業務 | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (pmda.go.jp)を参照してください。
RSウイルス感染症について
RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。RSウイルスは日本を含め世界中に分布しています。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。
症状としては、発熱、鼻汁などの軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。RSウイルスの初回感染時には、より重症化しやすいといわれています。特に生後6ヶ月以内にRSウイルスに感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があります。(厚生労働省ホームページより)