足利市教育DXの推進に関する連携協定書を締結しました
足利市では、本年度、デジタル田園都市国家構想交付金を活用し、児童生徒の学力向上、保護者の利便性向上などに寄与するデジタル技術(AIドリル、採点業務支援システム、健康観察アプリ)を実装する事業を進めています。また、本事業では、産学官連携により、デジタル専門人材の助言・指導を受けながら、教育DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進する取組となっています。
このたび、本取組にご賛同いただいた「デロイト トーマツ コンサルティング合同会社」「足利大学」「AeroEdge株式会社」及び「足利市」との間で、連携協定を締結し「教育DXの推進に関する産学官連携」が実現することとなりました。
足利市教育DXの推進に関する連携協定 締結式
足利市教育DX戦略アドバイザー及び足利市教育DX推進支援員 就任式
- 日時
令和5(2023)年5月29日(月曜日) - 場所
足利市役所全員協議会室
連携協定締結式の様子を動画でご覧いただくことができます。
(映像提供:わたらせテレビ株式会社)
今後は
市内小中学校33校に『すららドリル』というAIドリルを6月中旬頃に導入します。
このドリルはタブレット端末 一つでいつでも、どこでも学習ができるツールです。生徒の個々の理解度に応じて、問題が解けない原因をAIが自動で判定し、学年を遡って問題が出題されるなど、苦手分野の把握と効率的な復習につながります。思考力や表現力の元となる知識がしっかり身につくことで、子どもたちの学びが広がり、思い思いの学習が進められるようになります。
また『百問繚乱(ひゃくもんりょうらん)』という採点業務システムを市内全中学校11校に導入し、6月中旬頃に稼働開始します。
このシステムは、スキャナーで取り組んだ生徒の答案をAIが自動採点したり、答案と成績表を生徒のタブレットに自動返却する機能が備わっています。採点業務時間が大幅に短縮され、教員の働き方改革にもつながります。さらに、教員が、生徒一人ひとりに寄り沿い、対応できる時間が増えるため、学力向上などにもつながります。
さらに、健康観察アプリは、『リーバー』というスマートフォンアプリを導入します。
保護者からの日々の体調や欠席の連絡に加え、学校からの通知の配信など、保護者と学校をつなぐ双方向の情報伝達手段として活用していきます。現在、33の小中学校では、保護者登録をすすめており、6月上旬には、本格運用を開始いたします。
学力の向上はもちろんのこと、将来を担う子どもたちが、自分のよさや可能性を理解し、自ら目標を掲げ、主体的に考え行動し、課題を解決しながら、豊かな人生を切り拓いていける 大人に成長できるように足利市は教育DXを進めてまいります。
締結式出席者
- デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
- 大濵憲 執行役員
- シニアマネジャー 出水裕輝氏(足利市教育DX戦略アドバイザー)
- マネジャー 片貝英行氏(足利市教育DX戦略アドバイザー)
- 足利大学
- 末武義崇 学長
- ボブルホノフ アスリディン アクバル アグリ氏(足利市教育DX推進支援員)
- 町田光氏(足利市教育DX推進支援員)
- AeroEdge株式会社
- 足利市CIO補佐官 徳永昌宣氏
- 足利市
- 早川尚秀 市長
- 塚原達哉 副市長
- 須藤秀幸 教育長