家庭の生ごみのリサイクルに取り組みましょう。(家庭用生ごみ処理機器設置費補助金交付制度)
お知らせ
令和4(2022)年度の家庭用生ごみ処理機器設置費補助金は予算に達したため終了しました。
補助制度の目的
「生ごみ」は、家庭の燃やせるごみの多くを占めています。各家庭で、「生ごみ」をリサイクルすることで、燃やせるごみの大幅な減量につながるとともに、資源の再利用が推進されます。
そこで、市では一般家庭から排出される生ごみのリサイクル(たい肥化)の推進を図るため、市民の皆さまが家庭用生ごみ処理機器を設置する場合に購入費の一部を補助しています。ぜひご利用ください。
生ごみ処理機器を選ぶときに注意するポイント
- 追加消耗品の有無、価格、消費電力などの確認
- たい肥になるまでに要する時間
- 臭いや虫の発生の有無
- イノシシや犬猫などにより、荒らされないかどうか
- たい肥化するために、自分がどの程度手間をかけられるか、生活スタイルに合っているかどうか
生ごみ処理機器でたい肥を上手に作るには、一手間くわえることが大切です
- 水をよく切りましょう。
- 繊維質のもの、硬いものは細かく切りましょう。
- 一度にたくさんの生ごみを投入しないようにしましょう。
- プラスチックや骨などたい肥にならないものは投入しないようにしましょう。
補助する生ごみ処理機器の種類と補助額
コンポスト容器
-
- 特徴
『コンポスト容器』とは、庭・畑などの土の上に設置し、生ごみを発酵・分解してたい肥化する容器です。コンポスト容器に入れた生ごみがたい肥になるのは、土の中にいる微生物等の「発酵・分解」の働きによるものです。容器のしかけや、薬剤によるものではありません。コンポスト容器に入れた生ごみの水分は地中にしみこみ、残った有機物の部分は土の中の微生物等の働きで発酵、分解され、数か月程度でたい肥になっていきます。- 日当たりの良い場所を選び、土を15センチ程度掘り起こし設置します。地中の微生物や、ミミズが出入りしやすくするためです。(コンクリート、アスファルトの上では使用できません。)
- 使用状況により虫が発生したり、臭いが出たりします。虫が発生した場合は、消石灰を投入すると駆除できます。
- こまめにかき混ぜて、容器の中に空気がいきわたるようにして、微生物の活動しやすい環境を整える必要があります。
- 水分量を適度に調整するため、土や落ち葉も投入します。
- 必要に応じて、たい肥熟成促進剤や米ぬかなどを使用します。
- 1器あたりの補助額(100円未満切り捨て)
購入価格の2/3の額で上限6,000円 - 補助個数の上限
1年間に1世帯に2器まで
- 特徴
EMストッカー
- 特徴
『EMストッカー』とは、EM菌(有用微生物群)を利用して生ごみを発酵させる容器です。発酵が終わった生ごみは、土に埋めもどし、土の中で徐々にたい肥となっていきます。発酵の過程で、生ごみから発生する「発酵液」は希釈することで、液肥としても利用できます。容器は小さなバケツ程度の大きさのため、室内にも設置できますが、臭い等が気になる場合は、勝手口の外などに置いてもよいでしょう。なお、生ごみを投入する都度、EM菌が付着した「ボカシ」も投入する必要があります - 1器あたりの補助額(100円未満切り捨て)
購入価格の2/3の額で上限6,000円 - 補助個数の上限
1年間に1世帯に2器まで
電気式生ごみ処理機器
- 特徴
電気や微生物の力で生ごみを、乾燥、分解または消滅処理します。乾燥または分解処理された生ごみはたい肥として利用できます(一部の機種はたい肥化できません)。機種により、基材(チップ)等の消耗品が必要となります。詳しくは、販売店にお問い合わせください。- 乾燥式
ヒーター等の熱源や風で生ごみの水分を物理的に蒸発させて乾燥し、減量・減容します。 - 分解式
基材と生ごみを混ぜて微生物の働きで分解を促進します。微生物の働きで生ごみを水と炭酸ガスに分解し、減量・減容します。
※排水溝等に接続する機構を持つ処理機、ディスポーザー方式は、補助金交付の対象外です。
- 乾燥式
- 1基あたりの補助額(100円未満切り捨て)
購入価格の1/2の額で上限30,000円 - 補助個数の上限
5年間に1世帯に1基まで
用語の定義
- 購入価格
処理機器本体の価格(値引き後)と消費税の合計。設置費(工事費、運搬費等)、消耗品費は対象外。 - 世帯
住民票上の世帯 - ディスポーザー方式
台所のシンクの排水溝等に設置し、生ごみをハンマーやカッターで粉砕し、水と一緒に下水や処理設備に流し込んで処理する機械。足利市では、補助対象外。
補助要件
次のすべての補助要件を備えている場合に限り、補助となります。
- 足利市税を完納していること
- 購入時及び補助申請時に足利市に住民票があること(足利市民であること)
- 足利市内の販売店で過去6ヶ月以内に購入した処理機器であること(足利市外、通信販売は不可)
- 上記に規定する処理機器であること
- 上記に規定する補助個数以内であること(過去に世帯内で購入したものも含む)
- 一般家庭で使用すること(事業所、作物出荷用の農地での使用は不可)
- 申請者及び申請者と同居する家族が使用すること
- 市から実地調査を求めた場合に応じること(補助金交付後に追加調査を行う場合有り)
申請方法と手続きの流れ
(1)最初に、補助金交付申請書をプリントアウトしてください。プリンターがない方は、下記で配布しています。
- 補助金交付申請書の配布場所
市役所本庁舎2階クリーン推進課、公民館(織姫、助戸を除く)
(2)市内の販売店で、処理機器を購入します。
※足利市外の販売店、通信販売は、不可。
(3)補助金交付申請書の下欄「販売店記入欄」を、販売店が記入・証明します。
※レシートによる代用は、不可。
※販売店の朱肉の印がない場合、不可
(4)補助金交付申請書の上欄「申請者記入欄」に、申請者が記入・押印します。
※補助金の振込先は、申請者名義の口座(郵便局を除く)を指定してください。
(5)補助金交付申請書を、下記にご提出ください。
- 補助金交付申請書の提出場所
市役所本庁舎2階クリーン推進課、公民館(織姫、助戸を除く)
(6)補助要件の審査、現地調査の実施
※申請書の締め切りと審査は、毎月末です。
※現地調査を行う場合があります。
(7)審査結果の通知
補助要件がすべて満たされているとき、補助金交付決定通知書を送付し、補助金を口座振り込みします。
※補助金交付決定通知書は、締切後、約2週間後で送付します。
※補助金は、申請した翌月末日に口座振込します。
補助要件がすべて満たされていないとき、不交付決定通知書を送付します。
※補助金が交付できない理由を示した通知書を送付します。
(8)補助金交付後にも、現地確認を行う場合があります。
※補助要件の、「申請者及び申請者の同居家族が使用すること」、「一般家庭で使用すること」を確認するために行う場合があります。
禁止事項
補助金交付を受けた方は、処理機器使用にあたって、以下の事項が禁止されます。
- 処理機器を申請者が常時使用できない場所に設置すること
- 他人、別居の家族に譲渡または貸与すること
- 事業所や作物出荷用の畑で使用すること
- 生ごみ処理以外の用途に転用すること
その他
補助金の交付を受けた方は、次の事項について、ご協力をお願いします。
- 生ごみをはじめとする家庭ごみの減量、リサイクル
- 処理機器を適正に維持管理し、生ごみ処理にあたっては近隣に迷惑をかけないこと
家庭用生ごみ処理機器を展示しています
足利市で補助対象としている家庭用生ごみ処理機器をクリーン推進課で展示しています。
「実物を見てみたい方」、「どの処理方式がよいか迷っている方」等、ぜひご覧ください。
展示品
- コンポスト容器(150リットル型)
- EMストッカー(21リットル型)
- 電気式生ごみ処理機(乾燥型 3キロ)
注意事項
- 生ごみ処理機器(本体、消耗品)の販売・あっ旋、カタログの配布は、行っていません。
- 展示品は、生ごみ処理機器の「例示」です。「市の推奨品」という意味ではありません。
- 都合により、展示を休止する場合があります。