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”ものづくりの街で暮らす”クリエイター向け移住体験ツアー活動日誌1日目

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こんにちは!
移住支援員の津久井です。

この度、12月17日18日の2日間で”ものづくりの街で暮らす”クリエイター向け移住体験ツアーが開催されました。
僕は1日目に同行させていただきましたので、その様子をお伝えいたします。

出発地点はやはりここ、東京方面からのアクセスがいい東武足利市駅に今年新設された「足利市移住定住相談センターEn no sita - 燕のした」。
朝10時に集合し、参加者とスタッフで円を作り、自己紹介をしました。
参加者は皆さん初めましてでしたが、意外な共通点が多く、すぐに緩やかな空気になりました。
ツアーの案内人はまちの活性化、移住定住促進を活動の基とする
一般社団法人からりこ舎の木村沙和さん。
木村さん自身も5年前に足利に移住され、地域おこし協力隊も務めていました。
移住者だからこそ感じるまちの魅力や、すみごこちなども織り交ぜて、案内をしていただきました。

 

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最初の目的地は、2006年創業の「有限会社mother tool」の工場へ。
中村実穂さんにお話を伺いました。

有限会社mother toolは、全国各地の産地の素材や技術と組み合わせることでさまざまなモノを作っています。
創業時、先代から培われてきた「組み立て」を生かしてものを作ろうと決めました。
その一つとして2006年にデザインモビールに着目したオリジナルブランド「tempo」を立ち上げました。
デザインモビールは、糸の長さ、パーツの位置など全てが緻密に計算され一つの作品となっています。
少しでもずれれば作品として成り立たなくなってしまうので、スタッフ間で違いが出ないよう、全て型を作り、パーツも種類ごとに分けて保管しています。
パーツの種類も、木、鉄、アルミ、ガラスなど様々あって、でもどれもこだわったものを使いたいです。そのために業者さんとコミュニケーションを密に取り、それぞれの得意、強みを引き出して発注をしています。
いろいろな素材や技術を人の手で組み立てる、創業当時から軸は変わらずこれからもモノづくりをしていきます。
ちなみに、工場は足利のまちの中心部にあるのですが、よかったことは郵便局の本局、駅、銀行、市役所がすぐそばにあって、
自転車でもちょろっと回ってこれるので助かってます。

と、創業、ものづくりに対する思いなどをお話しいただきました。
工場には、モビールや制作に必要な道具がたくさん。参加者は目を輝かせていました。

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次に向かったのは、大正時代の古民家を活用した交流スペース「なべのそこ」さん。
ツアー案内人の木村さんが運営しています。
ここで、お昼休憩をしました。
2021年オープンした移住者が営むおにぎり屋さん「Tsumugi Kitchen」のお弁当をおいしくいただきました。
おいしいお弁当、温かいお豆のお茶を古民家で、皆さん実家に帰ってきたような感覚とほっこりしていました。

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お昼の後は、少し時間があったので、
近くのおしゃれなパン屋さん「ふくや」さんでデザートを買ったり、
アートスペース「ギャラリー碧」ですてきな美術品をみたり、
そして、最後に織姫神社に登ったりしました。
予定になかった織姫神社の参拝は、参加者、スタッフ含め229段の階段にひーひー。
そこでも元気だったのが、参加者最年少、4歳の女の子。
「ぜんぶいっことばしでのぼった」と大人たちは「ぜーぜー」しながら驚きとほっこり。
そんなお子様の言葉とおりひめからの景色で疲れも吹っ飛びました。

次に向かったのは、1892年創業の「株式会社昭栄家具センター」さん。
和木佐恵子さんにお話を伺いました。

昭栄家具に手伝いに入った当時は、お店も汚く、お店に並んでいる売り物も自分たちが売りたいものではありませんでした。
「このフロアにいつか自社ブランドの家具を並べたい」、オリジナルブランドである建彦木工を立ち上げ、
結婚する時に夫とたてた「オリジナルの家具で世界に羽ばたこう」という夢を目指していくことにしました。
ただ、当時は親の反対や本業もあり、製作やお店の改修などは全て休みの日に材料を買いに行き、作業をしていました。
夫も本業で忙しかったため、動けるのは私1人だけ。展示会の設営は1人では大変。
なので小物から始めようと思い、収納する家具のことを「はこもの」と言うのですが、そのひとつとして「箱」を作りました。
元々、おいておくだけで絵になる箱が欲しかったんです。
今はフロアに自分たちで作ったテーブルからソファ、本棚やキャビネットなどが並んでいます。
中には足利市のヒノキを使ったものもあって、足利市のヒノキがとてもいいんです。
スタッフも増えてきましたが、みんな前職はバラバラで、ハウスメーカーや物流、陶芸家なんかもいます。
そんなスタッフと家族と一丸となって、これからは本格的に家具を作っていきたいです。

参加者は、ひとつひとつの商品や木材への愛情と職人のてしごとを感じた様子でした。

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次の目的地は、まもなくオープン予定の「株式会社リタス」さん。
椎名篤史さんにお話を伺いました。

足利生まれで、実家は花屋を元々やっていて僕自身もそこに10年勤め、一念発起して不動産会社へ転職しました。
9年不動産会社に勤め、その後ようやく独立をしました。
不動産業を通して、足利のまちなみ作りに携わっていきたいんです。
ただ物件を紹介するだけでなく、もっと密に協力をしていきたい。
不動産屋にきて、初めて会って、こんな物件があります。
それだけだと、その人が本当に望んでいる物件とぴったりマッチしているのかがわからないと考えました。
なので、不動産の事務所ではあるのですが、
少しお食事が出せたり、コワーキングスペースとして使ってもらえれば、
日頃から移住者だったり地元の人と交流できれ、提案の幅も広がってくるんじゃないかなと思っています。

心強い不動産業の話を聞けて、移住者も移住後にイメージが少し掴みやすくなったのではないでしょうか。

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その後は、渡良瀬橋を横目に商工会議所へ。
その道中で、
移住者が営む美容室「doma hair」さん、
江戸時代から続く酒屋「和泉屋」さん、
その上でデザイナーと建築士が構えるシェアオフィス「イズミヤニカイ」さん、
にお邪魔させていただきました。

商工会議所では、足利まち歩きミュージアムを見学し、足利市の歴史を学びました。
実は商工会議所は元々足利銀行本店のビル。
その時使われていた地下の金庫ルームが資料館になっています。

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1日目の日程はこれで終了。
参加者さんはそれぞれ
ゲストハウス「わ家」さん、タウンホテルさんにチェックインをしました。

1日目の締めは、「たびするおでん もっくもっく」さんで交流会。
ここもツアー案内人の木村さんと旦那さんが営む居酒屋さんです。
おいしい食事を囲み、参加者さんのしてること、したいこと、足利市のこと、世間話など、楽しくお話ししました。
最年少4歳の女の子は流石に疲れたのかおやすみモードに。
2日目も朝が早いので、1日目はこれにてお開きとなりました。

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2日目に続きます。

 


掲載日 令和4年12月26日 更新日 令和6年5月8日
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お問い合わせ先:
総合政策部 地域創生課
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〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145番地
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