物外軒のご案内
「物外軒(ぶつがいけん)」の由来と見どころ
物外軒は、明治時代初期に建築された茶室と、これに付随する庭園の総称です。
物外軒茶室は、江戸時代の足利で回漕問屋を営んでいた長四郎三(ちょうしろぞう)によって、明治時代の初め頃、渡良瀬川河畔にあった邸宅の中に建てられました。
長四郎三は、表千家不白流の門人となり、漢詩、和歌、俳句、書画骨董の収集にも通じる教養人であったと伝えられています。彼はこの茶室をこよなく愛し、自らの雅号「物外(ぶつがい)」にちなんで茶室を「物外軒(ぶつがいけん)」と名付けました。
四郎三が亡くなった後、明治34年(1901年)に現在の所在地に移築され、庭園とともに大切にされてきました。
昭和43年(1968年)に足利市の指定文化財となり、昭和48年(1973年)に当時の所有者である鈴木栄太郎氏から、庭園とともに足利市に寄贈されました。
なお、物外軒庭園も、平成20年(2008年)に国登録記念物に登録されました。
物外軒茶室、庭園の風景
茶室
庭園
参観や施設使用の案内
参観
公開期間:4月、5月、10月、11月の土曜日・日曜日及び祝日、6月第2日曜日
公開時間:午前9時~午後4時
参観料:無料
参観にあたってのお願い
- 文化財保護のため、庭園内に入れる人数を制限することがあります。
- 原則、飲食物の持ち込みはできません。
-
次のような他の参観者の参観を妨げる行為は禁止です。
・敷地内の一ヶ所に長時間留まる行為
・参観者の眺望を阻害する行為
・参観順路として指定する場所以外に踏み入る行為
・足利市教育委員会への使用許可をとらずに、敷地内の施設を長時間にわたり利用する行為
・その他、管理上必要な指示に反する行為 - 参観者の皆様が平等に、気持ちよく楽しめる環境を確保するため、ご理解ご協力のほどよろしくお願いします。
茶室などの使用
使用時間 |
午前 (午前9時から正午) |
午後 (午後1時から午後4時) |
夜間 (午後5時から午後9時) |
面積(参考) |
茶室 | 1,300円 | 1,800円 | 2,600円 | 24.39m2 |
居室 | 3,300円 | 4,600円 | 6,600円 | 60.03m2 |
1使用料は、消費税及び地方消費税を含む。
2使用時間を延長し、又は繰り上げて使用する場合は、当該使用時間の前後1時間以内とし、それぞれにつき規定使用料に100分の30を乗じて得た額(その額に100円未満の端数があるときは、これを切り捨てた額)を徴収する。
- お茶会、写真撮影など年間を通して使用いただけます。(ただし、年末年始(12月28日~1月4日)等は除く。)
- 使用をご希望の場合は、申請書を文化課へご提出ください。(窓口/FAX/郵送/メールいずれも可)
FAX 0284-20-2207 メール bunka@city.ashikaga.lg.jp
- 物外軒茶室の備品(無料で使用できます。)
所在地
織姫公民館北側(足利市通6丁目3165番地)
駐車場はさいこうふれあいセンターをご利用ください。
※織姫公民館駐車場は使用できません。