(仮称)足利スマートインターチェンジが準備段階調査着手箇所に決定しました
準備段階調査着手箇所に決定
令和3年8月6日に、国土交通省から、国がスマートインターチェンジの必要性を確認できた箇所(準備段階調査着手箇所)の発表があり、(仮称)足利スマートインターチェンジが準備段階調査着手箇所に決定いたしました。
スマートインターチェンジとは
スマートインターチェンジは、高速道路の本線やサービスエリア等から乗り降りができるように設置されるインターチェンジであり、通行可能な車両を、ETCを搭載した車両に限定しているインターチェンジです。利用車両を限定されているため、簡易な料金所の設置で済み、料金徴収員が不要なため、従来のインターチェンジに比べて低コストで導入できるなどのメリットがあります。
(仮称)足利スマートインターチェンジの整備効果
足利市は市街地の広範囲が渡良瀬川の浸水想定区域に含まれていることから、災害発生時における迅速な復旧活動には緊急輸送道路ネットワークの強化が不可欠であり、また、交流人口の増加や地域経済の活性化を推進するために首都圏へのアクセス向上を図ることは持続可能なまちづくりを進める上で欠くことができません。スマートインターチェンジは、防災、災害対策や地域の産業・観光の振興など様々なまちづくりに大きな波及効果が期待されるものであることから、足利市ではこれまでスマートインターチェンジの検討を実施してきました。
北関東自動車道の足利インターチェンジと太田桐生インターチェンジの間隔は約10kmあり、岩舟ジャンクションと高崎ジャンクションの区間内で最大のインターチェンジ間隔(平均インターチェンジ間隔は4.9km)であることから、新たに(仮称)足利スマートインターチェンジを設置することにより様々な効果が期待できます。
特に、災害発生時における緊急輸送路の確保や迅速な復旧、日常生活及び経済活動の早期再開を図るためには、道路ネットワークの強化が不可欠であり、広域交通と地域交通を連結するスマートインターチェンジの役割は非常に重要です。
また、本市の西部地区に位置する第3次救急医療機関である足利赤十字病院と北関東自動車道とのアクセスを向上させることにより広域医療体制の充実が図られるととともに、首都圏とのアクセス向上にともなう企業立地の促進による就業機会の増加、観光振興による地域経済の活性化及び定住人口の増加など、スマートインターチェンジは地域振興の核となる施設であり、様々な効果が期待できます。