令和6(2024)年度足利市まちづくり協働事業の実施結果について
令和6(2024)年度に実施した足利市まちづくり協働事業(2事業)の公開事業報告会を開催しました。団体より、事業の結果や自己評価などについて報告がありました。主な内容は、次のとおりです。
足利市まちづくり協働事業(旧足利市「市民力」創出協働事業)
まちづくり協働事業は、市が設定するテーマ(課題)に基づき、市民の皆さんが企画した協働事業を募集し、提案した団体と市の協働事業として実施することにより、市民と市がそれぞれの役割を担い合い、互いの特性や能力を発揮し合いながら、市民の力を活かした市民と行政の協働のまちづくりを進めていくための事業です。
※まちづくり協働事業は令和6年度末をもって終了しました。
市のテーマ(課題):カラス・猫等の動物による被害軽減に向けたごみステーションの制作(新規事業)
提案事業名:高校生が創る「きれいなまちあしかが」プロジェクト~カラス・猫等による被害を減らすごみステーションの制作~
提案団体:足利大学附属高等学校 機械科
市担当部課:生活環境部 クリーン推進課
実施結果
高校生が課題研究の授業において培ってきた作品制作の技術、ノウハウを活かし、カラスや猫等による被害を受けづらいごみステーションを制作し、自治会や行政の意向に沿って設置することで、地域住民の住環境向上や、収集業務の効率化を図りました。
- 金属製のごみステーションを制作
〔作成数〕6基(1段型:4基、2段型:2基)
〔提供先〕福居天王町、福富町一丁目、福富町二丁目、堀込町二丁目 - 委託料 210,476円
選考委員会のコメント
市、団体はもとより、地元住民、高校生にも効果があり、協働の見本ともいえる取り組みでした。動物被害の減少という明らかな効果があり、市の生活環境向上とともに、高校生の地域への貢献が果たされており、高く評価できます。さらなる技術のブラッシュアップ、コスト削減を研究して、活動の拡大に期待しています。
制作したごみステーションはこちらからご覧になれます
市のテーマ(課題):坂西地区観光再発見プロジェクト(新規事業)
提案事業名:栃木県南、足利の、西の端っこ 魅力大発見!坂西地区サイクリングロード構想
提案団体:足利市坂西観光協会
市担当部課:産業観光部 観光まちづくり課
実施結果
自転車で回れる坂西版の周遊コース(モデルコース)を創設し、そのコースに歴史・文化遺産、観光場所、飲食店等を配置した観光マップを作成することで、西部地域の魅力を発信し、観光客の誘致につなげるほか、地域住民の地元への誇りを高め、地域が持つ歴史など、後世へ伝承文化を育んでいくための一助となりました。
- 坂西版のサイクリング(周遊)コースの創設
- サイクリングロードに特化した坂西観光ガイドマップの作成
〔作成数〕16,000部
〔配布先〕太平記館、観光交流館『あし・ナビ』、市役所市民ホール、公民館、坂西地区内寺院神社、市内飲食店など
- 委託料 500,000円
選考委員会のコメント
作成されたマップは、サイクリングという新たな視点で、地元の団体ならではの情報が盛り込まれています。地域の人々の情報により行政だけでは気づかない点を捉えたことや地元の中学生の意見も取り込んでいる点も素晴らしく、協働の効果がみられました。自転車で巡ることで新たな観光の魅力を伝えられるマップとして今後も活用し、さらなる魅力発信や地域活性を期待しています。
作成したマップはこちらからご覧になれます