平成27(2015)年度足利市市民活動支援補助金事業の実施結果について
足利市市民活動支援補助金(育成支援資金)
市民活動育成支援事業は、補助対象経費の総額で10万円を限度とし、設立後3年以内の団体が行う事業です。
事業名(実施団体)
不登校を考える講座と子ども支援事業 (子ども・若者応援プロジェクト「からふる」)
【実施結果】
不登校の子どもたちの支援の在り方等を学ぶ講座や不登校の子どもたちへの学習支援や保護者の支援を行うことで、家庭・地域・学校が連携して子どもたちの健全育成に取り組む一助となった。
- 不登校を様々な角度から考える
「不登校を考えるみんなの広場」(市民プラザ) 8月2日実施 51名 - 学習支援「寺子屋からふる」(市民活動センター)
10月10日、17日、24日、31日実施 各5名 - 保護者向け講演&懇談会「不登校を考えるみんなの広場」(生涯学習センター)
2月13日実施 第1部21名/第2部12名 - 補助対象事業費 108,885円
- 交付額 100,000円
【選考委員会のコメント】
家庭・学校・地域全体で不登校の子どもたちのことを考える事業が実施されたことで、対象者は限られていても地域全体で不登校の子どもを支える必要性を提起することができた。
短期間で効果を出せる問題ではないので、不登校問題を広く周知させる活動などを実施し、人材や資金等の充実に努め、活動が継続・発展していくことを期待したい。
事業名(実施団体)
子育て世代の災害対策支援事業 (足利市障がいを持つ子どもと家族の会 ぽっかぽか)
【実施結果】
大規模災害発生時の避難活動のための知識の向上と日頃の災害対策意識を高めるための勉強会を実施し、障がい児を持つ世帯の問題認識の向上や地域住民との連携・交流を深める一助となった。
- 災害対策講座
第1回 7月1日「災害が起きたら あなたはどうする?」
第2回 7月15日「避難所運営ゲームHUG 災害とトイレについて」
第3回 9月8日「防災・減災についてのグループディスカッション」
生涯学習センター 43名 - 補助対象事業費 100,154円
- 交付額 100,000円
【選考委員会のコメント】
障がい児(者)を持つ家族の居住地域での災害に対する課題を明らかにすることができ、日頃からの災害対策意識を高め、地域交流の重要性を認識することができた。
地域全体で障がい者を支える活動の必要性は高く、地域住民との交流や他団体・行政との協働も図りながら活動が継続していくことを期待したい。
足利市市民活動支援補助金(推進支援資金)
市民活動推進支援事業は、補助対象事業費の2分の1以内で50万円を限度とし、設立後3年を超える団体が行う事業です。
事業名(実施団体)
家族のきずなエッセイ募集 (足利モラロジー事務所)
【実施結果】
現代社会で希薄となってきた家族について考え、親子が改めて家族の絆について考える機会としてエッセイを募集し、子どもの健全育成と社会教育の推進の一助となった。
- 「家族のきずなエッセイ」
市内小学1年生~中学3年生対象
応募者28校1649名、優秀賞7名、入選30名
11月14日表彰式 (助戸公民館) 参加者100名
エッセイ集印刷2400冊 - 補助対象事業費 691,128円
- 交付額 333,000円
【選考委員会のコメント】
エッセイの応募数が増加し、小中学生が家族への感謝や絆を綴ることで道徳性を涵養でき、社会への波及効果も見込める事業として実施できた。
市民に認知され定着した次世代の健全育成を担う事業として、今後の経費や活動方針等について充分検討しながら継続して実施されることを期待したい。
事業名(実施団体)
伝統文化伝承~黎明ジュニア座発足演奏活動事業~ (和太鼓集団 黎明座)
【実施結果】
歴史と伝統のある和太鼓を次世代に継承していくため、子どもや親子を対象とした和太鼓教室を開催するとともに、町内の祭りや福祉施設などで演奏活動を行うことで、足利市の活性化と文化振興の一助となった。
- 和太鼓教室
ガイダンス、基礎練習、合同練習、曲練習
6月~3月 延べ86回 - 和太鼓発表会
東毛両毛合同演奏会(市民会館)、地域伝統芸能発表会(市民会館)、NEW YEAR PARTY(市民会館)、千歳桜まつりほか
10月~3月 延べ15回 親子含め15名 - 補助対象事業費 1,157,752円
- 交付額 500,000円
【選考委員会のコメント】
黎明ジュニア座の発足から2年が経過し、和太鼓を通じて子どもたちを伝統文化継承の担い手として育成できただけでなく、地域全体にも演奏活動の場を広げ、地域の活性化にもなった。
より多くの若い世代に伝統文化を継承していくためにも、新たな参加者や練習場所の確保等に努め、活動が継続していくことを期待したい。