平成24(2012)年度足利市行政提案公募型協働事業の実施結果について
平成24年度に実施した、足利市行政提案公募型協働事業(2事業)の公開事業報告会を開催しました。団体より、事業の結果や自己評価などについて報告がありました。主な内容は、次のとおりです。
足利市行政提案公募型協働事業
行政提案公募型協働事業は、市の施策などにおけるテーマ(課題)に対して、市民団体などから企画提案を募集し、市民と市がそれぞれの役割を担い合い、互いの特性を生かして市民と協働で事業を実施し、課題解決を図り、市民と行政の協働のまちづくりを推進する事業です。
市のテーマ(課題):足利にいらした観光客への効果的な観光PR(新規事業)
提案事業名:巡回型ガイドブック付ウォーキングマップ事業
提案団体:あしかがさぽーと会
市担当部課:産業観光部 観光交流課
実施結果
市街地に点在する、名所・旧跡並びに土産品や食事処・トイレの場所などのほか、独自の市民目線で集めた情報を掲載し、併せて推奨コース(半日コースと短時間コース)が巡回できるガイドブック付ウォーキングマップを作成した。
- 巡回型ガイドブック付ウォーキングマップの作製
市民目線で独自性のある観光マップ「足利の歴史と文化の森 探訪」の作成。2300部 - 委託料 490,000円
選考委員会のコメント
古刹の紹介に由来が併記されるなど、市民団体ならではの市民目線で作製されたガイドブック付ウォーキングマップである。市と団体の得意分野を効果的に発揮した事業であり、観光客だけでなく、足利市民にとっても自分たちのまちを知る一助となり、利用したいウォーキングマップに仕上がっている。
市のテーマ(課題):観光・シティセールスPR事業推進のための取り組み(新規事業)
提案事業名:『まちおこしデザイン・作品から、元気な街!足利をつくろう!』
提案団体:栃木県立足利工業高等学校産業デザイン科足利市観光活性化プロジェクト実行委員会
市担当部課:産業観光部 観光交流課
実施結果
高校で学んでいる知識・技術を活かし、若者の視点でのまちの活性化のための協働事業で、足利学校をはじめとする魅力ある観光資源を活用したデザインの提案や試作品を作成した。
- チャレンジショップ活動(サウスウエスト店、史跡足利学校店)
- 足利学校のシンボルマスコットキャラクターの追加
- 観光土産商品の新開発(オリジナルファイル2種類)
- 足利市観光ポスターの制作
- 足利学校前街路灯用観光フラッグの制作
- サマーフェスタへの出品(Tシャツ、手ぬぐいの販売)
- とちまるショップへの観光キャラバン ほか
- 委託料 400,000円
選考委員会のコメント
足利市のことを良く調べ、柔軟な発想とアイディアで高校生ならではの観光支援活動ができた。市と団体の得意領域をいかんなく発揮し、新しい感覚で事業が展開されたと考える。行政も刺激を受け、学生も社会への第一歩が経験できた事業であり、今後も継続した活動を望む。