足利市地域公共交通計画
足利市地域公共交通計画を策定しました
本市の公共交通を取り巻く課題やニーズを踏まえ、利便性と持続可能性を確保した公共交通ネットワークの構築を進めるため、「足利市地域公共交通計画」を策定しました。
この計画に基づき、公共交通サービスの向上に向けた取組を推進してまいります。
1計画公表日
令和5(2023)年8月22日
2足利市地域公共交通計画
足利市地域公共交通計画【資料編】(pdf 13.13 MB)
3計画の概要
計画は、本市の現状と課題を踏まえ、地域公共交通の基本的な方針及び目標達成のための取組を定め、地域公共交通ネットワークのサービスの維持・向上に向けた指針として策定するものです。
(1) 計画期間
7年間(令和5年度~令和11年度)
(2) 基本的な方針
「安心な暮らしを支える公共交通ネットワークの構築」
自家用車と共存を図りながら、選べる・使える公共交通ネットワークを構築し、安心してお出掛けできることにより、人々の移動を促進し、まちの賑わいや人の生きがいを生み出す公共交通を目指します。
(3) 計画期間における目標
ア まちづくりと整合した地域公共交通ネットワークの構築
駅を中心とした周辺整備の推進や、自動運転技術の検討など新たな技術の導入を通して、まちなかの賑わい創出につなげます。
イ メリハリのある生活路線バスの運行と新たな利用の開拓
市内の高校や大型商業施設などに、一定頻度以上のバスダイヤを確保することや、デジタル技術の活用などにより、学生を中心とした若い世代をバスに取り込み、コロナ禍以前の利用者数に回復させることを目指します。
また、中橋架替工事期間中のバス代替ルートの運行を的確に進めるとともに、郊外部にも引き続き生活に欠かせないバスダイヤを確保します。
ウ 公共交通を持続可能にするための取組
鉄道事業者をはじめ、福祉分野などの多様な関係者との連携による、利用促進策の実施や、国の補助金のさらなる活用を進め、持続可能な公共交通を目指します。
エ 現状の公共交通で対応できない地域への新たな取組
公共交通不便地域について、生活路線バスとの連携によるタクシーの活用、地域の実情に合わせたデマンド型交通の検討、地域住民や社会福祉関連事業との共創による移動手段構築を目指します。
(4) 目標達成のための取組
ア 駅機能の整備
イ 新たなモビリティサービスの検討
ウ 生活路線バスサービスの維持・向上
エ 中橋架替工事中の生活路線バスのサービス水準維持
オ 公共交通を利用してもらうための取組
カ 持続可能な公共交通への取組
キ 様々な交通資源の研究
ク 地域住民等が主体となる移動手段構築
(5) 計画の評価、検証
本計画の進捗状況を定量的に評価するため、鉄道の利用者、生活路線バスの利用者、利用促進策の実施件数など、目標に沿った8つの評価指標を設定しています。
また、計画の進捗状況については、足利市地域公共交通会議において、PDCAサイクルにより管理するとともに、計画で掲げた取組等の実施状況を検証し、必要に応じて計画の見直しを行います。