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絹本著色 白波紅暾図(けんぽんちゃくしょく はくはこうとんず)
寸法 縦 175.0cm
横 85.0cm
明治時代
横 85.0cm
明治時代
幕末から明治にかけて近代絵画の黎明期に活躍した足利の誇る田崎草雲(そううん)制作の、パリ万国美術博覧会出品作です。
農商務省の要請を受け、「三寿」とともに出品し、名誉賞牌を受賞しました。
「紀元二千五百三十九年第八月 大日本草雲写 印」の落款があります。
旭日海波の伝統的な吉祥画、正月掛けですが、単純明快で異国的、表現主義的な日本絵画の魅力にはパリの人々も驚かされたようです。
図様としては、明治7年(1874)頃に描かれた代表作「蓬莱仙宮図」の延長上にある作品で、高波のみを描いた図の「天空海濶図」とも共通するものです。
「白波紅暾図(はくはこうとんず)」は外国における高い評価を得た記念碑的な草雲画の秀作です。
※通常非公開となっております
掲載日 令和5年2月1日
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