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【第31回】江戸時代の紀行文

江戸時代後期には、伊勢参りや富士講(ふじこう)など、多くの人々が諸国を旅し、その記録を書いた紀行文や名所を描いた本が流行しました。『筑紫紀行図誌(つくしきこうずし)』は天明6(1786)年に素言(そげん)が書いたものを写したものです。江戸を出て東海道、山陽道を下って九州各地を回り、中山道を経て江戸板橋宿に戻るまで38ヵ国を巡る紀行文です。道中の名所が彩色と鳥瞰図を駆使して描かれています。写真は宇治川右岸、京都方面上空から見た宇治の風景です。右が下流の大阪方面、左が上流の琵琶湖方面になります。宇治橋の対岸には茶師(ちゃし)がいるまちなみと平等院が描かれています。

※茶師…お茶を生業とする人。

※この内容は、足利市広報紙『あしかがみ』2023年9月号に掲載されています。

  • 宇治(『筑紫紀行図誌』より)

筑紫紀行図誌


掲載日 令和5年11月5日
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