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決定しました!令和4年度(第38回)足利市建築・景観賞
足利市建築・景観賞は、足利の歴史・文化、自然と人が調和し、心地よさを実感できる都市を目指し、都市環境の資質の向上及び都市景観に対する市民の皆さんの意識の高揚を図るため、良好な景観を創出する建築物、工作物、まちなみ及び魅力的な景観形成に寄与する活動を表彰するものです。
この賞は、昭和58年に創設された「建築文化賞」の名称を、平成23年度から改めたもので、今年で38回目を迎えます。
本年度は、建築・景観賞として、建築文化部門2件、まちなみづくり部門1件、建築・景観奨励賞として、まちなみづくり部門2件を決定しました。選定にあたっては、足利らしい魅力ある景観に加え、地域の特性や周辺環境への配慮などを評価の基準といたしました。
建築・景観賞 建築・文化部門
秋草俊二邸
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所在
荒金町88 -
完成年月
昭和63年5月完成 - 所有者
- 秋草 俊二
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受賞理由
矢場川のほとりに佇む秋草邸は、低い生け垣に沿った緩やかな曲線のアプローチが、訪れる人を優しく導いてくれます。更に進むと、外庭の梅園、重厚な長屋門、手入れの行き届いた緑豊かな内庭、深い軒を持つ平入屋根の主屋が、重層的に空間配置され、視点の移動に伴い変化する魅力的なシークエンス景観を生み出しています。風格のある主屋を中心に、旧家の持つこれらの全ての要素が、歴史を感じさせる美しい景観を形成しています。
足利大学体育館(AUG ARENA)
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所在
大前町字前原399-1 他12筆 -
完成年月
令和3年3月完成 -
建築主
足利市大前町268-1
学校法人 足利大学
理事長 武井 全補 -
設計者
宇都宮市大曽1-5-8
株式会社 フケタ設計
渡辺 訓弘 -
施工者
足利市本城2丁目1813
株式会社 真進建設
代表取締役 真秀 徹 -
受賞理由
外観デザインにおいて、アウトラインにダークトーンの色の重厚なフレームを配置することで、引き締まった安定感のある建物に仕上げています。また、高さを要する大きな垂直壁面を分節化することで圧迫感を軽減するなど、周辺住宅地に配慮されたものとなっています。 災害時には、発電設備を設けることにより避難所としての機能も備えるなど、地域に対する貢献度も高く評価されます。
建築・景観賞 まちなみづくり部門
歴史の趣を感じる塀と住居
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所在
名草中町1182 -
完成年月
土塀 平成21年完成
住居 明治元年完成 -
所有者
足利市名草中町1183
田部井 洋文 -
受賞理由
街道に沿った重圧感のある塀とそこから覗く庭園の樹木、更には背後の山並みが重なり、見る視点によって趣の変化が感じられる良好な景観です。道路拡幅に伴い築造された塀は、石垣の上に土塀と瓦を用いたもので、地域の魅力的な沿道景観要素となっています。敷地内に植栽された多彩な庭木と相まって、長年住み続けてきた主屋の佇まいに心地よさを感じる住宅景観です。
建築・景観奨励賞 まちなみづくり部門
特定非営利活動法人あがた農楽園
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所在
県町1272 -
結成年
令和2年 -
受賞理由
特定非営利活動法人あがた農楽園は、農業の減少により失われつつある田園景観を未来に引き継ぐため、使われていない農地で、障がい者や地域の高齢者とともに、様々な野菜の栽培に取り組む活動をしています。また、藤本観音山古墳周辺の遊休地をコスモス畑へと再生させたほか、東武鉄道県駅の南側公園で電球2万5千球を使ったイルミネーションによって、地域のシンボルとして活用するなど、地域にあった新しい景観づくりにも取り組んでいます。地域や世代を超えた人々の交流を生み出し、良好な田園景観の保全や新たな景観づくりへの取組は、これからも大いに期待されます。
渡良瀬川にかかる足利の橋
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所在
緑町1丁目3778-2 -
受賞理由
足利公園(緑町配水場入口)を視点場とする渡良瀬川と足利の橋を俯瞰する眺望景観です。渡良瀬川に架かるそれぞれに特色のある橋が直線状に一望できる風景は、まさに足利らしい景観といえます。普段から目にしていない何気ない風景が、違った視点から捉えることで、足利らしい景観となることを気づかせてくれるものとなっています。この受賞が、住民や観光客の方々に、更なる足利の新しい景観を発見する「きっかけ」になればと願っています。
建築・景観賞(建築文化賞)ライブラリー
掲載日 令和5年2月1日
更新日 令和5年2月7日
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都市建設部 都市政策課 都市政策担当(計画)
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〒326-8601 栃木県足利市本城3丁目2145番地
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0284-20-2167