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【第9回】釋奠の挙行日
釋奠は、明治40年に相場朋厚が作成した『足利学校遺蹟釋祭略式』に基づき行われています。
当初は冬至の日でしたが、大正4年の遺蹟図書館竣工日から11月23日に変更され、現在に至ります。
当時の足利町長・川島平五郎は、湯島聖堂孔子祭典会関係者に変更の相談をしました。
祭典部長であった嘉納治五郎は、「昔の日にこだわる必要はなく、新嘗祭(にいなめさい)の日が便利ならそのように定めたらどうか。多数の参拝者が得られ祭典が盛んになれば孔子を尊崇する趣旨に違わない」と、肯定的な意見を寄せ、挙行日が変更されました。
※この内容は、足利市広報紙『あしかがみ』2020年2月号に掲載されています。
嘉納治五郎 書簡(大正4年9月29日付)
掲載日 令和5年2月1日
更新日 令和5年4月24日
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