天文18（1549）年、イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルは、「日本国中最も大にして最も有名な坂東の大学」と足利学校を世界に紹介しました。

西洋のキリスト教をたずさえてきたフランシスコ・ザビエルにとって、東洋の文化を伝播する足利学校が、きわめて大きな存在として映ったのです。

それから470年たった2019年11月26日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、上智大学での講演で足利学校についてふれました。

ザビエルによる言及以来、再び足利学校の価値が全世界に向けて発信された記念すべき瞬間でした。

※この内容は、足利市広報紙『あしかがみ』2020年5月号に掲載されています。